芸術学科は、まさに総合的かつ専門的に学べる環境でした

粕谷 紘世
2014年 音楽学コース卒
フリーアナウンサー・ナレーター

現在、フリーアナウンサーとして音楽番組をはじめとするラジオやテレビ番組に出演しています。自分の声で、ことばで想いを伝えられるこの仕事は、やりがいと達成感に溢れ、夢のような毎日です。

学生時代は「感性を大切にしなさい」とよく言われました。音楽が好きだからといって音楽ばかりに目を向けるのではなく、他の芸術分野にも触れ、時には芸術から離れてモノを見ることも大切。この訓えの意味が、メディアの世界で働くようになった今、とてもよく分かります。
振り返ると、芸術学科は、まさに総合的かつ専門的に学べる環境でした。音楽はもちろん、美術や映画の授業も同様に選択し、共通科目の中からも音声学や心理学などの興味深い分野をたくさん履修しました。必修科目として学んだ外国語やキリスト教基礎の知識も、今に活きています。

高校時代、音楽大学に進学することも考えていましたが、もし音楽ばかりに目を向けていたら出会えていなかっただろうと思うことばかりです。アナウンサーという道を選ぶことができたのも、広く深く学べたこの4年間があったからだと感じています。

学生へのメッセージ

就職活動が始まるまで、自分が喋る仕事に就くなんて想像したこともなかったです。芸術を学んだ先には、いろんな未来が広がっています。私の仕事は一例ですが、どんなことでもいいので、目一杯、心ときめくことにたくさん触れて、あなただけの感性で学生生活を送ってください!