“英文学科卒業生インタビュー”

卒業生インタビュー

“英文学科卒業生インタビュー”

英文学科を卒業して社会で活躍する先輩方に仕事や学生さんへのメッセージを語っていただきました。

全日本空輸株式会社


客室乗務員

N.W.さん

(2012年英文学科卒業)

私は全日本空輸株式会社で客室乗務員として国内・国際線に乗務しています。お客様を目的地に安全にお送りするため飛行機内の保安業務を行うと共に、食事や飲み物を提供しながら快適な空間を創造するサービス業務を行っています。皆さんもご存じの通り、飛行機内はひとたび離陸すると着陸するまでいわば密室状態です。お客様に提供できる品や私たちが使用できる物品、さらには時間にも限りがあります。私たちが提供するサービスによってお客様の満足度も変わるため、どのようにすればお客様により心地よい時間をお過ごし頂けるのかを一便ごとフライト前にクルー全員で考えています。“このお客様にはこうして差し上げたい”と思い行ったことに対して、お客様から直接「ありがとう」「あなたに担当して貰えて良かった」と言って頂けた時には大変なやりがいを感じます。

続きを読む

私はもともと英語が大好きでした。英文学科に入ると私と同じ様に英語が大好きな仲間が沢山いてとても嬉しかったことを覚えています。自分の好きなことに対して同じような情熱を持った仲間と共に学べる時間はとても有意義です。それと同時に、これまで知らなかった英語の側面や、英語以外の分野との出会いがあることも私にとって大変刺激的でした。私は明治学院大学にきた留学生や多様な授業を通して次第に英語以外の言語にも興味を持ち始め、英語の他に中国語を4年間、韓国語を3年間学びました。それらは現在、飛行機内に中国・韓国からのお客様をお迎えした時や、中国・韓国人クルーとコミュニケーションをとる上で大いに役に立っています。

学生時代は授業の合間に、趣味のサークル活動に参加したり、アルバイトをしたりと忙しく過ごしていました。客室乗務員になろうと決めてからは、接客業の知識と経験を少しでも得ようとホテルのアルバイトに挑戦したり、より実践的に語学を磨こうと約2か月間カナダのトロントへの留学を経験するなどもしました。学生のみなさん、大学生活ではぜひ様々なことに挑戦して視野を広げ、好きなことや興味のあることには思いっきり打ち込んでください。目の前のことについ頭も手もいっぱいになってしまうこともありますが、やるべきこととやりたいことを上手く両立させていくことも大学生活では必要です。大学は高校までの学生生活と違い、時間の使い道を自分で決められる機会が格段に増えます。そうして自分で色付けて過ごした時間や経験が、きっと近い将来自分のチカラになるはずです。

パレスホテル東京


H.K.さん

(2017年英文学科卒業)

高校生の時から「英語」が好きで、オープンキャンパスで知った「言語学」を学びたいと興味が湧き、「英語が使える仕事に就きたい」と考えて明治学院英文科を選びました。

明治学院英文科は、単に英語を学ぶだけの場所ではありません。英語の基礎力を身につけるために必要なカリキュラムがあり、勉強や留学の相談に乗り応援してくださる教職員の方々がいます。そして、何よりも同じ思いや夢を持つ仲間が沢山いる場所です。大学生活では、言語とともに世界の多様性、文化、歴史を学びました。また、学びたい気持ちを積極的にアピールすることの大切さを知り、将来の自分は何をしたいのかを常に考え続ける4年間でした。

私は今、東京丸の内にあるパレスホテル東京のフロント課リザベーションで仕事をしています。毎日、電話やメールなどで日本だけにとどまらず、世界各国から客室予約の受注・問い合わせに応じる業務ですので、学生時代に学んだ英語や異文化経験が活きています。宿泊をされるお客様のニーズを正しく受け取り、快適な滞在を過ごして頂くための最初の窓口。お客様の旅は、予約をしたその時からすでに始まっています。問い合わせた際の受け答えでホテルの印象が決まり、その後の期待度を左右します。様々なケースに対応するため、覚えなくてはならないことや臨機応変さが求められるので、緊張感をもって業務に取り組んでいます。

続きを読む

ホテル業界を就職先に選んだ大きな決め手は、3年次にカルフォルニア大学、Vail Resortsと提携しているインターンシップ留学を経験したことです。ホスピタリティとツーリズムマネジメントについて学んだ後、多国籍の同僚と共にスキーリゾートで1シーズン接客を経験しました。今、このプログラムは毎年あるようですが、その第1期生です。勉強だけではなく、実際に体験をして自ら考え行動する時間を多く持つことで、自分自身への理解が深まり今の職への関心に繋がりました。

これから明学英文科で学ぼうと考えている皆さんにも、ぜひ、何かへ興味を持ち、多くのチャレンジをしてもらいたいと思います。私も、大学で学んだことを糧として、狭い価値観に支配されることなく、多くの人の意見や気持ちに触れ合い理解することができるように邁進努力していきます。

横浜市立中学校教諭


Y.K.さん

(2013年英文学科卒業)

私は横浜市の公立中学校の英語科教員として勤務しています。中学生は心も身体も大きく変化する時期です。一人ひとりの個性を見極め、個に応じた支援を行い、生徒の可能性を広げていくのが私たち教師の仕事です。教師の仕事は多岐にわたり、次から次へとやってくる業務を一つひとつこなして、気づいたら1日が終わっており、英語の面白さ、言語の不思議や魅力を伝えたくて教員を志したにも関わらず、時に余裕がなくなり目の前のことに精一杯になることもあります。ですが、行事などで一緒に喜んだり、一つの目標に向かって一緒になって進んだりしていく中で、自分自身も様々なことを考えさせられ、日々成長させてもらっています。

続きを読む

「ことばが持つ不思議」を英文学科で気づかされ、それをなんとか伝えたいと思ったことが教師を志すきっかけとなりました。「英語って日本語と全然違うから覚えられない」という声をよく生徒達から聞きます。でも実は世界中の言語を見てみると共通している部分があったり、同じ規則が潜んでいたりします。そのような難しい理論的なことを中学生に教えることはありませんが、英文学科で学んだことにより多くの引き出しを持つことができました。現在は教えることが第一となっていますが、今でも自分で面白そうな論文や本を読んだりして教養を深めています。それも英文学科で学んだ4年間があったからだと思います。今振り返るともっと大学時代に勉強しておけば良かったと思えるくらい充実した4年間を過ごすことができました。

英文学科では英語を通して様々なことを学ぶことができます。それぞれの専門分野に長けた先生方が多くいらっしゃるのも「英語の明学」と言われる所以だと思います。大学生の4年間は長いようで本当にあっと言う間です。これから英文学科で学ぶ方々にはぜひ色々なことに興味を持って充実した4年間を過ごして欲しいと思います。

国家公務員


Y.T.さん

(2015年英文学科卒業)

こんにちは。2015年に英文科を卒業したY.T.と申します。“英文”科といいつつ、英語学(言語学)を専攻してました。今現在は国家公務員をやっています。公務員と聞くと、お堅くて面白くなさそうと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、入ったばかりでも多くの人の支えになれるような仕事をできるので楽しいです。大人の事情があるので多くは語りません。ごめんなさい。

今回、仕事と絡めて英文科の話をしろとの事で本稿を書いていますが、個人的には学問の目的というのは内在しているもので、その外に意味を見出す必要性はないと思います。簡単に言えば、仕事や実生活に役立つから何かを学ぶのではなく、学問が楽しいから学ぶという姿勢で授業に臨んでほしいです。が、私も大人なので、ちゃんと要求には応じます。大人なので。

続きを読む

仕事をしていく上で(いや、もはや試験を受ける段階からかもしれませんが)、壁になったのはいわゆるお役所言葉でした。昔から繁文縟礼(=ごっちゃごちゃしててよくわからん文章)と馬鹿にされるように、役所の作る文章は非常にわかりにくいです。さらにさらに、職員として仕事をするとなるとそんな文章を書かなくてはいけません。そんな時、言語学的な考え方が役に立ちます。最も分かりやすい例は「句読点の打ち方」。同じ文章でも、区切り方で意味が変わってくるから面白いです。これを学んでおくと、複雑な文章を読むのも少し楽になります。点の打ち方で文章の意味が変わるという現象には、こんな例があります。

1. 頭が赤い、魚を食べた猫
2. 頭が赤い魚を、食べた猫

いかがでしょう、1と2の違いが分かりますでしょうか。ヒントは頭が赤い動物がそれぞれの文で違うということです。もはや答えですが。

そうです、1の文の意味が「頭の赤い猫が魚を食べた(A cat with a red head ate fish.)」であるのに対し、2の文の意味は「猫が頭の赤い魚を食べた(A cat ate red-headed fish.)」となっています。すごいですね。ちなみにこの文、この2つの他にも3つの解釈があって、某アメリカ大統領が愛用している某SNSでも有名です。英文科のHPに載る文なので、一応英訳も書いときました。「頭の赤い」の訳し方を変えているところがおしゃれポイントです。英文科に入れば、こんなおしゃれなことができるようになります。

閑話休題(おしゃれの話は置いておいて)、文の中心が何なのかという事を理解することは、文章を読むにしろ書くにしろ非常に大切です。「読む」のであれば、中心を理解しなくては正しい解釈ができませんし、「書く」のであればきちんと焦点を中心に合わせて文章を書かなければ、読む人に何も伝わりません。これは、どんな職業でも少なからず必要な能力だと思います。

最後に、明治学院大学を褒めておこうと思います。明学は非常に多くのことを学ぶことができる大学です。授業の種類も多岐に渡ります。英文科と同じ文学部のなかに芸術科もあるので芸術系のことを学べたり、はたまた自由科目で化学の授業もあったりします。学ぶ姿勢次第で、とても多くの知識が身につきます。みなさんは、高校までの勉強を経験し、「勉強=くそつまらないもの」という印象をお持ちかもしれません。しかし、大学での勉強は主体的でとても面白いものです。どれを学ぼうとか、どのくらい深く学ぼうとか、高校までの授業よりはるかに自由度が高いです。ぜひぜひ、「学ばなきゃいけないから学ぶ」のではなく「学びたいから学ぶ」という姿勢で、自分の能力を磨いていっていただけたらと思います。私は、もう一度高校に戻って勉強をしろと言われたら絶っっっっ対に嫌ですが、大学でならもう一度学びたいと思います。人生で最も能力を伸ばせる4年間(たぶん)、ぜひ英文科で楽しく過ごしていただけたらと思います!さようなら。