新入生フォーラム
先週末、フランス文学科の新入生歓迎行事が行われました。
昨年に引き続き都内のホテルの宴会場を貸切にし、先生方の自己紹介や講演、先輩たちの留学体験披露に引き続き、軽食をとりながらの懇談と進み、たいへん密度の濃い会となりました。
朝比奈弘治先生の講演は、もしかしたら偶然フランス文学科という場所に来てしまって、とまどいを覚えているかもしれない学生たちにむけて、文学とはまず言葉を用いた芸術であること、そして通り一遍の表現や無意味なキャッチフレーズに惑わされず、言葉によって自分をつくりあげること、そしてもう一方で、想像力によって自分の外に出ることの大切さを、丁寧なわかりやすい言葉で説くものでした。
そしてパリとエクス・アン・プロヴァンスで留学を終えて帰ってきた先輩たち二人が、ときに画像をまじえながら、学校のカリキュラムや実際の授業の様子、ホームステイや寮生活の楽しさや苦労、そして休みを利用したヨーロッパ各地への旅行のことなどを、若い感性のおもむくままに語ってくれました。
そのあとはお待ちかねの軽食(もちろん、ノンアルコール)と懇談。席を自由に移動しながら、 先生たちにこれからの学生生活についての疑問をぶつけたり、こんなことを勉強したいのだけれど具体的にはどうすればよいかと尋ねたり、先輩たちに留学についてのさらなる情報を求めたりする姿が見られました。
あっというまの3時間半あまり。軽食もあらかた食べつくし、そろそろお開きというところ、一部の学生の呼びかけで、総勢100人超で記念撮影をすることに。予想を上回る盛り上がりのうちに会は終了しました。
2年前までの新歓行事は関東近郊への一泊旅行で行っていましたが、諸般の事情によりできなくなりました。わざわざ遠くへ出かけていなくてもじゅうぶんに楽しめる、そう確信した土曜の午後でした。
(スタッフS)