フランス文学科  /  大学院  /  2019年度の担当教授と講義内容

2019年度の担当教授と講義内容

博士前期課程

演習Ⅱ
朝比奈弘治
【講義概要(春・秋学期)】春学期はフローベールの代表作『ボヴァリー夫人』を精読する。秋学期はフローベールの代表作『感情教育』を精読する。
演習Ⅴ
慎改 康之
【講義概要(春・秋学期)】春学期は西洋における性道徳とキリスト教との関係について、2018年に公刊されたミシェル・フーコーの遺作『肉の告白』(Les aveux de la chair)を手がかりに考察する。 秋学期はミシェル・フーコーが西洋の「統治」の母型とみなすキリスト教的な牧者の権力について、2018年に公刊された彼の遺作『肉の告白』(Les aveux de la chair)を手がかりに考察する。
演習Ⅷ
湯沢 英彦
【講義概要(春・秋学期)】Marc Jimmez, L'esthétique contemporaine, Klincksieck, 2004 を用いて、現代において美術作品を論じるときに必要な、基礎的な「美学」の諸概念について理解してゆく。ただし参加者の興味関心や研究課題に応じて、授業テーマは柔軟に変更してゆく。
特殊研究Ⅱ
有田 英也
【講義概要(春・秋学期)】シモーヌ・ド・ボーヴォワールの回想録第1作『娘時代---ある女の回想』(1958)の原書講読。学生は、2018年にプレイヤード叢書に収められた同作について、研究者による序論と解説、注を参考にしながら、作者が伝えようとしたことと、作者の意図に反して読み取れることを理解する。
特殊研究Ⅳ
石川 美子
【講義概要(春・秋学期)】「描写」の手法について考える。文学作品において、人物・場面・心理・風景・芸術作品などがどのように描き出されているかを分析する。作家ごとに作品を精読し、描写の特徴や独自の手法について考える。春学期はバルザック、フロベール、プルーストなどの作品を読み、秋学期はル・クレジオ、モディアノなどの現代作家の作品を読む予定。なお、1~2か月に一度、若手研究者(19世紀小説、20世紀小説と詩、現代美術などが専門の研究者)をゲスト・スピーカーとして招き、研究発表やそれについての質疑応答をする予定である。
特殊研究Ⅴ
永井 敦子
【講義概要(春・秋学期)】フランスの写真家で作家でもあったクロード・カーアン(1894ー1954)の文学的テクスト、特に『ヒロインたち』を読みます。この作品は、よく知られたヒロインが登場する聖書、神話、おとぎ話などの一種のパロデイ集です。したがって、もとのテクストとそこで描かれているヒロイン像を確認した上で、作品を読んでゆき、構造、話法、語彙などの分析を通してテクストを理解したのち、同時代の社会状況も考慮した上で、作家が作品にこめた意味について、受講生とともに考えてゆきたいと思います。なお、取り上げるテクストや、読解にあてる授業回数などについて、進度に応じて若干の変更を加える場合もあります。
特殊研究Ⅶ
岩切 正一郎
【講義概要(春・秋学期)】春学期は世界中でその作品が上演されているフランス現代戯曲家Yasmina Rezaの2006年の戯曲'Le Dieu du carnage'を講読する。秋学期は前期のLe Dieu du carnageに続き、Yasmina Reza(1959-)の最高傑作Artを講読する。同時に、現代アートの価値評価についても考察する。
留学準備演習
LEVY Jacques H.
【講義概要(春・秋学期)】物語のフィクション性や文体の問題を対象にした、いくつかの論文を丁寧に読んでいく。同時に、近年、言語学、ナラトロジーや文芸批評においてどのような傾向や議論が見届けられるのか、フランス語で幅広く紹介していく。