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リモージュだより

2013年2月1日

こんにちは。現在、フランスの都市リモージュにあるリモージュ大学に留学中の仏文科4年生です。

リモージュは、首都パリから列車で4時間ほどのところにあるとても穏やかな街です。パリのような華やかさはありませんが、中心地を少し離れるだけで広大な自然が広がり、街の人たちは優しく、時間もゆっくりと流れていて、勉学に励む場として非常に良い所です。

先日、前期の試験がすべて終わったのですが、息もつかぬまま後期の授業が始まりました。こちらでは日本で言うところの修士課程1年(Master1)に在籍しているため、講義内容のレベルも高く、正直なところ毎日授業を聞き取るので精一杯です。また、古典文学コースを専攻しているため、ギリシャ神話や詩・小説の分析法など、あまり馴染みのない内容に戸惑うことも多いです。

しかし、語学学校への留学とは異なり、フランス人と同じように大学で講義を受けられるということは、非常に貴重な経験であると嬉しく思っています。また、授業における学生の集中力の高さや発言の多さなどから、学ぶことへの意識の違いも感じ、いい刺激を受けながらクラスにのぞむことができています。

週末など、授業がないときには、寮の近くで行われる蚤の市へ出かけたり、ホストファミリーのお宅にうかがったり、フランスの友人たちとご飯を食べたりと、学外でも充実した毎日を送っています。

残り少ない留学生活ですが、異文化をたくさん肌で感じながら、フランスを思う存分楽しみたいと思っています。

4年 N・K

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