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国内外を問わず、研究者や芸術家を招聘して、シンポジウムや講演会など様々なイベントを開催しております。
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2016年9月6日
言語文化研究所主催講演会 Lettrure scientifique à l’ère du numérique -デジタル時代における学術的レトリュール-
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日時:2016年9月28日(水)17時00分~19時00分
会場:白金校舎本館1358番教室
講師:ガブリエル・ガルゾ(ニース・ソフィア・アンティポリ大学)
司会:レヴィ・ジャック
*日本語通訳あり。
経済協力開発機構OECD(2000年)によれば、リテラシー(litteratie) は「個人的目的を達成し、知識や能力をひろげるための、生活、家庭、職場や公共団体などにおいて書かれた情報を読解・利用する能力《であるのに対して、レトリュール(lettrure)は読解と記述の両方を同じ一つの活動とみなすタームである。文化的対象の把握を意味するこの二つのターム、すなわち読解・記述の活動としてのレトリュールと、書かれた情報を読解・利用する能力を示すリテラシーは、700年ほどの歴史によって隔てられているが、読み書きの活動を繰り返すことによって知覚世界の理解に必要な知識が獲得されるものであると考える限り、同じ一つのプロセスによって結びついている。デジタル環境においてコミュニケーション装置は、読解と記述の活動を切り離せないものにしている。「キーボード《が「ペン《にとって代わり、「ディスプレイ《が「書物《と「白紙《を結合し、ブログなど書き込み可能のウェッブが提供され、ソーシャルネットワークによって「テクストの仕切り《が交渉され、検索エンジンが「目次《を整理するようになったとき、我々の認知図と情報・コミュニケーション習慣は大きく変わっていく。「デジタル時代における学術的レトリュール《を分析するというのは、学術環境におけるそれらのプロセスと「更新《を明るみに出すことである。ここで「リテラシー《よりも「レトリュール《を選んだのは、その言葉が「学術的文献《という意味を13世紀に現れた時に含んでいたためだが、知的技術やコミュニケーション装置によって改められた同じ物の考え方であることには違いない。今回はどのように科学および人文・社会科学の研究成果が公開されているのか検証し、従来の発表形態とは異なるその手法について議論する。
入場無料、事前申込は必要ありません。直接会場にお越し下さい。
お問合せ先:言語文化研究所 Tel 03-5421-5213
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2016年9月6日
芸術学科/言語文化研究所共催講演会 マーク=アンソニー・ターネジ×大野和士×岡部真一郎~同時代のオペラ、音楽を考える~
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日時:2016年11月9日(水)1時00分~21時00分
会場:白金校舎アートホール
講師:マーク=アンソニー・ターネジ、大野和士
司会:岡部真一郎
*日本語通訳あり。
マーク=アンソニー・ターネジ(1960年生まれ)は、英国を代表する作曲家です。ロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場の委嘱によるオペラ《アンナ・ニコル》をはじめ、一作一作が、常に欧米のミュージックシーンの大きな注目を集めています。今回、そのターネジが、世界最高のコンサートホールの一つとして吊高いサントリーホールの30周年を記念する委嘱新作《Hibiki》を携え、来日します。11月12日、同ホールにおける大野和士指揮東京都交響楽団による世界初演に先立ち、ターネジは、1998年以来、18年ぶりに明治学院大学の白金キャンパスを訪れます。東京での多彩な活動はもとより、リヨン歌劇場の首席指揮者を務めるほか、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場など、オペラの分野でも世界の第一線で活躍を続ける大野と共に、今回の新作についてはもとより、同時代のオペラについて、また広く音楽状況について、意見を交わします。
入場無料、事前申込は必要ありません。直接会場にお越し下さい。
お問合せ先:言語文化研究所 Tel 03-5421-5213