2015年度「オルガン講座発表会 感想文」

『横浜オルガン講座発表会』
2015年5月21日(木)
横浜チャペルにて実施
講師:山本由香子(オルガニスト)


松尾 朱夏 (芸術学科1
年生)
初めてオルガンを触って、発表会に出るまであまり時間がなく、うまくいくか少し不安でしたが連弾ということもあり、2人で楽しく良い演奏が出来たと思います。
今回はペダルを使わなかったので、これからもっと練習して、オルガンの特徴を活かした曲を弾けるようにしたいです。
発表会にお越しいただいた皆様、ありがとうございました

富田 真帆 (フランス文学科2年生)
私にとって、今回の発表会は、オルガンを習い始めてすぐの発表会でした。今までピアノは少しやっていたけれど、オルガンは全く初めての楽器だったので、ピアノとどこが違うのだろうかと手探りで練習していましたが、徐々に分かるようになっていって、それが楽しかったです。発表会では、物凄く緊張していて、間違えないようにするので必死だったので、楽しむ余裕と、もう少し自分の音が聞こえればよかったのにと思いました。他の人の演奏からも、新しく知ることが多かったので、よかったです。

菊池 柚紀 (フランス文学科2年生)
オルガン発表会は緊張しましたが、自分のイメージ通りに演奏できて楽しかったです。
また、皆さんの演奏を聞いて、オルガンの様々な音色や、国ごとに違う特徴をもった曲について知ることができ、とてもよい経験になりました。

石塚 史恵 (芸術学科2年生)
私は、チャペルでのパイプオルガンの練習をし始めて1年になります。私は幼稚園のころからピアノを習っていました。明治学院のチャペルでオルガン講座を受けることができると知ったとき、嬉しさと同時に指も動かしながら足も動かすことなんてできるのだろうかという不安もありました。最初のころは指と足がうまく動かせず、練習が大変でした。でも、練習を重ねるうちに弾けるようになっていくのを実感できて、楽しくなりました。お客さんの前でオルガンの演奏をを発表するのは2回目でしたが、緊張しました。しかし、練習してきた中で1番上手に弾けていたと感じます。さらに練習を続けて上達していきたいと思います。

塩澤 なつみ (芸術学科2年生)
私は昨年オルガンを初めて触りました。イメージしていた音は有名な作品で聞いたことがある音ひとつだったのでこんなにたくさんの音が出るのだなと、とても感動しました。
発表会ではヴェルソ、カンタービレを演奏しました。カンタービレはお昼に放送で毎日流れている曲で、1年生のころから好きな曲でした。今回演奏することができてとても嬉しかったです。普段はエレクトーンを弾いていますが、いつもテンポの速い曲を弾いていたのでオルガンの曲に多いゆったりとした厳かな曲はどちらかというと苦手分野でした。ですが今回演奏してみて、こうして心を落ち着けて演奏できる音楽はとてもいいなと感じました。
また、発表会ではたくさんの演奏を聴くことができて勉強になり、オルガンの魅力を改めて感じました。山本先生、ご指導ありがとうございました。

オルガン発表会感想 江藤 直樹 (消費情報環境法学科2年生)
自分はピアノを習っていたのでパイプオルガンもすぐにできるだろうと思っていました。しかし、鍵盤のはなし方などピアノと異なるところがあり大変でした。
発表会では、パイプオルガンの音色を感じながら楽しく演奏できたのでよかったです。
また、他の方々の演奏で様々なパイプオルガンの音を聞き、オルガンの奥深さを感じました。
まだパイプオルガンをはじめて間もないですが、パイプオルガン講座を通して技術を高め、パイプオルガンの様々な音を楽しんでいきたいです。

村上 未萌 (卒業生)
今回の発表会では、バッハのラルゴを弾かせていただきました。
普段の練習の時とは違い、緊張感を覚えていた本番直前の練習では、今まで引っかかったことのある箇所すべてにつまずいてしまう感じで、どうしようかと青ざめました。
が、本番では少しテンポがはやかったものの、なんとか止まらずに弾ききることができ、安堵しました。
他の方の演奏は新鮮で、星が瞬くような連弾や、映画で耳にしたことのあるメロディ等、音の作り方や弾き方によってこんなに曲のイメージが変わるのかと驚き、楽しんで聴いていました。いい刺激になり、ますます練習に励もうと思いました。
今年の4月からお世話になっている山本先生は、短期間で的確なアドバイスをくださりうれしかったです。ありがとうございました。

小川 文昭 (経済学部 教員)
今回は「プレリュード、フーガとシャコンヌ」(ブクステフーデ)を弾くことができました。ペダルの独奏で始まる難しい曲をとにかく最後まで弾けたのは収穫でした。
ただ、今回の発表会はもともと昨年の秋に開かれるはずで、オルガンの都合でそれが半年延び、結局、前の発表会から2年の間が空いたので、準備のための練習もそれだけたくさんできたのですが、それにしては、自分の慌てて焦って弾くという欠点を今回も克服することができませんでした。
今回、いつもの練習ではあれこれ弾いた後にようやくたどり着くという感じだった曲の最後の「シャコンヌ」が、本番では、まだそれほど弾いていないのに急に来てしまったように感じて、一瞬「どこか途中をとばしたか?」と思ったりしたのは、平常心を欠いていたからだろうと思います。
一人で練習していると、気持よく調子に乗ってすいすいと弾けるようになった気のすることがありますが、それが実力と思うのは間違えだということが発表会に出るとはっきり分ります。発表会はいい勉強の機会です。
いつも山本先生は辛抱強く指導してくださいます。ありがとうございます。
オルガン講座が今後も続いていきますように願っています。

お尻と足の初試行    平山 恵 (国際学部 教員)
久しぶりに人々の前でオルガンを弾く。
昨年から今年にかけて体調を崩した。
オルガンの音が体に強く響き、体がバランスを崩しそうでしばらくオルガンに向かえなかった。
3月末に思い切って少しオルガンに触ってみたら、絶えられた。
5月の発表会に向けて以前から練習を始めていたバッハのプレリュードハ長調(BWV553)一曲仕上げることになった。
それに加えて露木さんと進めていた初めての連弾曲「夢」も仕上げることになった。
2人で練習をすることで、学びがあった。
私はこれまでは靴をはいて演奏をしていたが、露木さんが靴を履いてなかったので靴を脱いで演奏したところ、リラックスして弾けた。
試しに一人で弾く曲も靴を脱いだらその方が感覚が冴えたので、靴なしの演奏をすることにした。
しかし、練習不足で曲の最後の盛り上がりの部分のペダルのミスが続く。
そういえば山本先生が、「最後の部分に向かった、徐々にお尻の位置を動かす」とかおっしゃっていたな、と思いっきりお尻を右に動かすことにした。
極端に動かしてみたら、ちょうど最後の方のペダルの位置が体の真ん中になった。そうするとペダルを間違えずに弾けることに気が付いた。
これでなんとかなると、喜んだ。
ところが、前日に山本先生が最後のレッスンをして下さったところ、「お尻の移動はせずに、体の向きを変えるだけ」とのご指摘を受けた。
「しかし、今回の発表会はこれでいきましょう」とおっしゃって下さったのだが、私がお尻を動かすのが可笑しいということが山本先生の表情から推測できた。
そりゃそうだ。演奏中にお尻がくねくねと動いて右に動くのは階下からみても可笑しい。
ということで、急きょ体の向きを変える練習を始めた。全く移動せずには難しかったが、何とか方向転換中心で間違えなくなった。
お尻を移動して練習した後、体の向きの回転に変えてやれば何とかなったのだ。
当日、間違いもしたが、とにかく止まらずに曲をつなげることができた。
発表会に向けての練習プロセスの中で ①靴を脱ぐ、②体の位置を回転させてペダルを弾く、という新たな試行錯誤の中での収穫(学び)があった。
連弾のパートナーでリードして下さった露木さん、いつも適切な指導をして下さる山本先生に感謝します。
また、一緒に発表会で演奏したオルガン講座の皆様、演奏会を聴きに来て下さった皆様、毎回司会をして下さる鈴木さん、準備頂いた宗教部の皆様に感謝します。
ありがとうございました。

岩田 ななつ (教員)
今回の発表会で演奏したのは、J.S.バッハ作曲コラール前奏曲「愛するイエスよ、われらここに集いて」(BWV.731)です。
この曲は、礼拝の始まりに、「わたしたちはここにいて、み言葉をききます」との思いをこめて、演奏する曲とのことです。
以前、シュヴァイツァーの奏でるこの曲を、CDで聴いて、弾いてみたいと思ったのでした。
オルガンと一緒に、歌うような気持ちでと練習しましたが、現実はつっかえながらの発表になってしまいました。
発表会では、他のオルガン受講生の皆さんが、それぞれすてきな音色を響かせていることに驚きながら、嬉しく聴いていました。
いつも、ていねいに指導して下さっている山本由香子先生に感謝しながら、次の曲に取り組みたいと思います。

露木 隆子 (大学 職員)
2013年5月の発表会からちょうど2年、2014年の11月の予定が、オルガンの緊急修理により、半年延びての発表会が無事終了したところで、懲りもせず次はどんな曲に遭遇できるかを楽しみにしているのです。今回は、前回仕上がらなかった、念願のアルビノーニの“Adagio”を発表できて嬉しかったです。そしてもう1曲は平山先生との連弾曲“夢”を楽しく弾かせていただきました、そして発見したことがあります、連弾だと緊張しないということを。
この間チャペルには空調が完備して、練習の環境は劇的改善がありました。勤務の合間を利用しての練習には限界もありますが、これからも楽しく続けられたらとおもっています。いつも根気強くご指導してくださっている山本先生や、司会進行役としてサポートをしてくださっている鈴木さん、宗教部のみなさま、に感謝です。

匿名
発表会が終わり、ただ、ただ、ほっとしています。人前で弾くことは経験していることなのに、何故か発表会はとても緊張します。緊張せずに弾きたいと思いつつ、やはり、緊張してしまい、何とか最後まで弾き終わった時には、ほんとうにほっとしました。
でも、発表会で、いろいろな曲を聴くことができるのは、興味深く、楽しいことでした。
いま、改めてパイプオルガンを弾く機会を与えられていることの幸せを感じ、この機会を大切にしていきたいと思います。
これから、また、新しい曲に挑戦し、緊張しつつも、弾くことを楽しめるようになれたらと思っています。
山本先生、ご指導ありがとうございました。