子どもの世界
開設にあたって なぜ、子どもたちの「心の問題」に取り組むのか
子どもの世界① 「先生が足りなくなる」時代が来るって本当ですか?
子どもの世界② 勉強が嫌い、やる気がない」という子どもたちが増えているって本当ですか?
子どもの世界③ 今、先生に求められている「LD、ADHDの子どもたち」に対する理解と教育
子どもの世界④ 自閉症の子どもたちが求めている理解と支援
子どもの世界⑤ 「不登校」を減らすために必要なこと

「先生が足りなくなる」時代が来るって本当ですか?

 東京都や首都圏では、今後10年間、小学校や幼稚園の教員採用数が増えていくことが予想されています。少子化が叫ばれる一方で、なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

 その理由の一つに、現在の先生たちの年齢構成が、40歳代から50歳代前半に集中している反面、その下の中堅層以下の世代が少ないということがあります。いわゆる団塊世代を中心とした大量採用期の先生たちが多く、今後10年間は、そうした先生たちがいっせいに退職期を迎えてしまうわけです。
 その一方で、東京都など首都圏の小学校では今後、児童数・生徒数が増えていく傾向もみられます。事実、明治学院大学のある港区をはじめ、隣接する区でも、子どもの人口が増加しています。そのため今後10年間、多くの小学校で「子どもたちはいるのに、先生が足りない!」という事態が起こりかねないのです。
 小学校だけでなく幼稚園でも事情は同じです。とくに最近では、公立幼稚園でも3歳児から入園できる「3年保育」が主流になっているため、幼稚園の先生の「需要」はますます高くなっていくことが考えられます。
明治学院大学 心理学部教育発達学科 2010年4月開設
お問い合わせ:asd@assd.com
Copyright:Meiji Gakuin University All rights reserved.