なぜ、子どもたちの「心の問題」に取り組むのか
子どもをめぐる問題の複雑化・多様化に応えるために
多様な価値観が交錯する現代の子どもたちをめぐる問題は、複雑化・多様化の一途をたどっています。幼稚園、小学校をはじめとする初等教育の現場では、今、何が起きており、どのようなことが課題になっているのでしょう?文部科学省の中央教育審議会の答申(2006年7月11日)では、次の4点を学校教育の課題としてあげています。
今、先生に求められているのはこころを理解し、こころを育む力 上にあげた4つの課題は、いずれも学齢期の子どもと保護者の心をめぐる問題です。複雑化・多様化する現代の子どもたちの問題を考えるには、現場の先生たちが、子どもたちの心の視点から問題を捉えることが必要なのです。 すなわち、今の教育現場に強く求められているのは、保護者や社会の心も把握しつつ、子どもの心を理解し、寄り添いながら、子どもの心を育てていける、新しい学校教育の形を創造することなのです。 明治学院大学心理学部が新たに開設する教育発達学科では、この大きなテーマに取り組んでいきます。子どもたちの心を育て、子どもたちの成長を支えるために――。 Do for Others (他者への貢献)の理念のもと、明治学院大学心理学部の新たな取り組みが、今、始まります。
明治学院大学 心理学部教育発達学科 2010年4月開設
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