子どもの世界
開設にあたって なぜ、子どもたちの「心の問題」に取り組むのか
子どもの世界① 「先生が足りなくなる」時代が来るって本当ですか?
子どもの世界② 勉強が嫌い、やる気がない」という子どもたちが増えているって本当ですか?
子どもの世界③ 今、先生に求められている「LD、ADHDの子どもたち」に対する理解と教育
子どもの世界④ 自閉症の子どもたちが求めている理解と支援
子どもの世界⑤ 「不登校」を減らすために必要なこと

「勉強が嫌い、やる気がない」という子どもたちが増えているって本当ですか?

  文部科学省の答申でも、学校教育をめぐる現在の課題のひとつとして「子どもの学ぶ意欲や学力・気力・体力が低下傾向にあるとともに、さまざまな実体験の減少等に伴い、社会性やコミュニケーション能力等が不足していること」があげられているように、子どもたちの意欲・気力の低下を指摘する教育現場の声は少なくないようです。では、その原因はどこにあるのでしょう?

 子どもたちの学ぶ意欲・気力が低下してしまったのか?という問題に対する分析は、さまざまな分野からなされています。「ゆとり教育」に代表される教育制度の問題を理由にあげる声、ゲームや漫画などの誘惑が子どもたちの学力低下の要因となっているとする説、あるいは、各家庭の経済格差がそのまま学力格差に直結している、という主張もあります。
 こうしたさまざまな説に加えて明治学院大学心理学部では、子どもたちをめぐる「心の問題」に目を向けてみたいと考えています。
 子どもたちが幼児期、そして小学校時代に経験すること、触れることは、彼らにとってすべてが新鮮なはずです。本来、子どもたちは旺盛な好奇心を持っており、それをしっかりと導いてあげることで「学ぶ楽しさ」に目覚めていく。そのように初等教育の役目とは、子どもたちの心に問いかけ、子どもたちの声に応えていくことです。そしてそんな先生こそが、今の教育現場に求められる、子どもたちに「学ぶ意欲」を与えられる先生であるはずです。
 みなさんも明治学院大学心理学部の教育発達学科で、そんな先生を目指してみませんか?
明治学院大学 心理学部教育発達学科 2010年4月開設
お問い合わせ:asd@assd.com
Copyright:Meiji Gakuin University All rights reserved.