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教育発達学専攻(修士課程)
MAJOR OF EDUCATION AND CHILD DEVELOPMENT

子どもが抱えるさまざまな現代的課題に対応できる人材の育成

心理学研究科の教育・研究の目的は、「こころを探り、人を支える」という教育理念のもと、心理学を基礎として社会のさまざまな場面で活躍できる高度な能力をもつ人材を育成することです。本教育発達学専攻では、いじめ・不登校の増加、特別な支援を必要とする子どもの増加、子どもの貧困や虐待、学習のつまずきや学習意欲の減退といった複雑化する現代的課題に対応することのできる人材の育成を目指します。具体的には次の四つの力の育成を目指します。一つ目は子どもを取り巻く現代的な諸課題を多面的な視点から分析・理解する力、二つ目は子どもの発達に関する課題の解決に向けたアセスメントや相談ができる力、三つ目は個々の子どもの学習等の課題に関して、発達を踏まえた適切な指導・支援ができる力、四つ目は子どもを取り巻く人的・物理的環境をデザインし、それを実行・実現できる力です。そのために、子どもの心の発達と教育に関して、理論と実践に基づき総合的に探求し、さらに、心理学、教育学、障害科学の総合的な専門知識をもとに、子ども、保護者、教師、教育環境にアプローチできる高度な支援力を養えるような教育課程にしています。

TOPICS

取得できる資格・免許状

●臨床発達心理士の受験資格
●幼稚園教諭、小学校教諭、特別支援学校教諭の専修免許状

臨床発達心理士について

臨床発達心理士とは、どのような人もその生涯発達に応じて支援ニーズがあると捉え、インクルーシブな視点から、発達の観点に立つアセスメントと支援技術を有する専門家を意味します。子育て支援、特別支援教育、いじめ、就労支援、高齢者支援等の諸問題に対して、クリニックや相談機関だけでなく、保育所や学校等の日常生活の場で支援を行い、現在4000名を超す臨床発達心理士が全国で活躍しています。本専攻では、臨床発達心理士の資格を得るための受験に必要な指定科目、及び実習が用意されています。

専修免許状について

専修免許状とは、教育職員免許法(昭和24年法律第147号)第4条に定める教員の普通免許状の一つです。本専攻では、幼稚園、小学校、および特別支援学校教諭の一種免許状を取得している場合に、修士号等の基礎資格を得るとともに、免許状取得に関連する科目を修得することで、対応する専修免許状をそれぞれ取得できます*。
*複数校種の専修免許状の取得を希望される方は、ご相談ください。

心理学部付属研究所

心理学部付属研究所は、心理学の学術的発展と心理的諸問題の解決に貢献することを目的に設置されました。この目的を達成するために、「調査・研究部門」と「相談・研究部門(心理臨床センター)」の二つの部門が設けられています。「調査・研究部門」では、地域社会に向けた公開セミナーを開催したり、研究プロジェクトを企画推進しています。「相談・研究部門(心理臨床センター)」では、心理・教育・心身障害等に関する相談支援を行っています。また、このセンターで、心理学部生、心理学研究科大学院生の臨床実習も行われています。

インタビュー


松本 美咲
教育発達学専攻
修士課程2年

大学院で理想の姿となる先生に出会った

私には、心身障害を持った妹がいます。家族といういちばん身近な所で、多くの悩みや苦労と接してきたこの体験は、多くの子どもたちの一助になるのではないかと、早い段階から特別支援学校の先生になることを決意していました。私は、現代の子どもたちが抱える多種多様な問題について、様々な観点から考えることのできる教育発達学を専攻しました。明治学院を選んだ理由は、明治学院が専門知識として心理学・教育学・障害科学をバランス良く研究できるだけでなく、現場でのより実践的な活用を目的とした学内・学外実習に注力しており、私の目指すべきことと合致していたからです。現在は、教授や大学スタッフのすすめもあり、ボランティア活動に積極的に参加しています。この活動は、将来の糧になるだけでなく、いろいろな事を考えさせてくれる貴重な経験の場となっています。大学院で教わっている指導教員は、まさに私の目標とする姿です。指導方法だけでなく、生き方そのものに憧れています。この出会いこそが私の貴重な宝であり、将来の力になると思います。

専門領域

氏名主な専門領域授業内容
新井 哲夫 教授
(研究指導は修士のみ)
美術科教育学 造形・美術の本質と造形活動が子どもの成長発達に果たす役割をふまえた美術教育の内容及び方法に関する研究指導。
緒方 明子 教授 障害児・者心理学 発達障害のある子ども・担任教師・家族への有効な支援方法、二次障害を防ぐ支援方法の研究指導。
小野 昌彦 教授 教育臨床、教育相談 児童・生徒の予防・開発的援助及び問題解決支援(不登校等)に関する行動論的包括的アプローチの構築についての研究指導。
小林 潤一郎 教授
(研究指導は修士のみ)
障害児医学、発達小児科学 知的障害児、発達障害児支援における医療と教育の連携、自閉症スペクトラム障害児の心の健康に関する研究指導。
渋谷 恵 教授 比較・国際教育学 グローバル化が進む社会における教育と学習の課題、特に共生教育、持続可能な開発のための教育、創造性教育に関する講義。
中村 敦雄 教授
(研究指導は修士のみ)
国語科教育学 国語の授業や学校生活のなかでの「ことば」の働きに関わった、発達を踏まえた言語基礎理論や認知心理学等の原論から、授業場面や交流場面での実際までを包括した研究指導。
松永 あけみ 教授 発達心理学、保育心理学 乳幼児期の対人関係、コミュニケーションなど社会性の発達を支える保育、指導法、環境構成についての研究指導。
水戸 博道 教授 音楽教育学 音楽行動のさまざまな特徴と、それに基づいた音楽教育の方法についての研究指導。
宮崎 眞 教授 特別支援教育学 自閉症など障害児者の生活の質を高める言語・会話スキル、日常生活スキル、職業・社会生活スキルなどの指導法の研究指導。
垣花 真一郎 准教授
(研究指導は修士のみ)
教育心理学 子どもの学習・発達に関する研究、特に言語発達、科学的概念の理解、学習意欲といった分野の研究指導。
鞍馬 裕美 准教授 教育経営学 教師による創造的な実践の展開と子どもの発達を支える教育の制度・行政・経営に関する講義。
佐藤 公 准教授 学校教育学、教育課程論 学校教育活動、特に学習者の発達段階を踏まえた授業実践を支える教育方法・教育課程の現代的課題及び評価・改善に関する講義。
辻 宏子 准教授 数学教育学 子どもの数や図形に関する認知や論理的な思考の発達の様相を踏まえた算数・数学の教授と学習、カリキュラム開発についての講義。

入試情報