比較文化論
「文化比較」は人間のあり方について考える格好の題材であり、自己開拓のための知的な技法にもなり得ます!それを通して見えてくる世界と、そんな世界と自分との関わり合いについて有志のみなさんと徹底的に探究してみたいと思います。
国際法
国際社会共通の原則・ルールを定める国際法の成立と発展の軌跡をたどるとともに、この法のもつ暴力性と平和を創り出す力を批判的に考察します。
アフリカ地域研究
アフリカと一口に言っても、自然環境も言語も文化も歴史も経済も実に多様です。そうしたアフリカの多様性に触れ、アフリカの人びとの普段の生活に切り離せない「経済」という切り口から同地域についての理解を深めます。
国際金融論
毎日の円ドル・レートは、天気予報と同様にニュース番組の定番です。為替レートが私たちの生活に及ぼす影響を、経済学のみならず政治経済学の視点も交えて考察していきます。
専門外国語
専門外国語担当。CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)をベースにしたカリキュラムにおいて、様々なテーマを使い、英語運用能力を向上させます。
イスラム教文化論
イスラームの教義や儀礼、思想、歴史、文化を基礎から論じ、現在の国際情勢を理解する土台を作ります。同時に日本文化などと比較し、その特徴について考えていきます。
キリスト教文化論
現代社会において「キリスト教」と呼ばれている諸現象は狭い意味での「宗教」的な現象には限定されません。「キリスト教」の文化的意味を、その政治的・社会的・地域的・歴史的特殊性を検討しながら再考します。
国際経済論
国際的なモノやカネ、ヒトの動きに注目し、経済活動のグローバル化とそれを支える原理を分析します。また、日本経済の海外とのつながりやその特徴についても学びます。
オセアニア地域研究
オセアニア地域の有する文化・社会的多様性について、ポストコロニアル状況、交易と贈与経済、紛争、環境難民、先住民運動などの今日的問題の検討を通じて学際的に学びます。
農業経済・食糧論
発展途上国の農業、食料、農村問題について、日本の経験もとりあげながら、多角的な視点から考えます。農業生産や農産物の流通がどのような経済的、技術的、社会的な条件のもとでおこなわれているのかを学びます。
国際政治学
国際政治を広義にとらえ、国家だけではなくNGOも含む行為体、経済社会や文化をも含むイッシュー、複数の国際政治観を、国際政治や理論の変遷との関係で再検討します。
現代文学論
逆境からの創作、人類の普遍へ。この授業では現在15言語に翻訳されている担当教員の小説『あん』や、故・中村哲医師の『アフガニスタンの診療所から』などを読み、ハンセン病文学やドキュメントが描く「いのちの意味」について理解を深めていきます。
国際関係法
国際連盟規約、不戦条約、国連憲章、ハーグ条約、ジュネーブ条約等を通じて、戦争の位置づけや国際人道法の問題点等、「戦争と平和」に関する諸制度を検討します。
平和学
国家や社会集団、個人の間で、争いが絶えないこの世界の状況を、一体どう理解したらいいのか。なくてもすんだはずの悲惨を少しでも減らす方途はあるのか。「平和」を考えるための基本的視座を追究します。
英語教育・応用言語学
新世代で活躍する「人」の育成に向けて求められる教育と組織改革を考えます。同時に日本と他国の文化・社会・教育をグローバルな視野から理解して世界の地域や組織を問わず、あらゆる環境で活動できる力を養うことを目指します。
日本政治論
戦後日本の政治・社会・文化・思想の歴史を学び、「戦後」と「現代」の関係について考えます。通常の教科書や年表には載っていない戦後史の面白さを伝えたいと思います。
東北アジア地域研究(経済)
東北アジア地域の各国(日本、中国、韓国、北朝鮮、ロシア、モンゴル)の経済発展と経済状況、日本と東北アジアの経済関係、各分野における東北アジアの経済協力などについて考察します。
歴史学
歴史の固定化したイメージを脱し、歴史を学ぶことから何が見えてくるのか、歴史を通してどのように社会と向き合うことができるのかなどを考え、「社会を斬る眼」を養っていきます。
比較政治学
国民、国家、自由、民主主義という政治を考えるために不可欠な諸概念の非自明性を、欧州や日本の実例を通して学び、複雑なものを複雑なものとして理解する能力を培います。
政治社会学
投票などの一般的な「政治参加」において十分に考慮の対象とならず周縁化されてしまう人(たとえば移民など)が、どのようにしたら十分に「政治参加」できるのかを考えます。
アメリカの文化と社会
アメリカ先住民の歴史的経験から国民国家における先住民性、市民権、自治・民族自決、の概念について考察し、またグローバルとローカルな視点で先住民運動の諸相について検討します。
環境経済論
水俣病をはじめとする公害、エネルギー問題、軍事環境問題、そして社会的金融といったテーマを幅広く扱いながら、環境と経済の間の望ましいあり方について考えます。
国際関係論
アメリカ、中国、東アジア、中東、アフリカ、国連、紛争、テロ、貧困など、国際情勢をシステマティックに学びます。歴史的視野、また政治と文化の関係に注意し、意見形成の訓練もします。
社会開発論
過去や現在の社会発展を方向付けている要因(近代化、市場、公共政策、援助等)を分析します。その上で、「望ましい社会」像ひいては日本や自分自身のあり方を考えます。
異文化コミュニケーション
異文化コミュニケーションを円滑に進める上で重要な他者理解を深めるために、人種、ジェンダー、階級等の視点から互いに差異を認め合い尊重する文化的素養について考えます。
地誌概説
第三世界に特有なものとして認識されがちな貧困や環境破壊などの問題を、グローバルな問題として、すなわち我々との関係において認識し、考えていくことを目指します。
東南アジア地域研究
グローバル化の下での東南アジア社会の変化について、経済を中心に、その他、政治・社会・環境の問題を取り上げ、地域の固有性に着目し、歴史的視点を踏まえて考えます。
日本経済論
20世紀以降の日本経済と世界経済の展開を分析することで日本経済が現在の特徴をもつに至った背景・理由を理解し、今の経済問題に賢明に対処するためのヒントを探ります。
2022年4月1日現在 (50音順)