発達臨床心理学
発達臨床心理学では、神経発達やアタッチメントについて着目し、子どもの心理-社会的発達について概説します。また、近年の動向を踏まえた、発達臨床において求められる支援方法・アセスメント方法について紹介します。
教育・学校心理学
教育現場において生じる問題とその背景、教育現場における心理社会的課題と必要な心理的支援(アセスメント、カウンセリング、心理教育プログラムなど)を学びます。
健康・医療心理学
健康・医療心理学は、心理学の中でも、特に身体的な医療に関わる分野です。ストレス、心臓疾患やがんなどの身体疾患に関わる心理的援助、生活習慣病の予防、災害時における援助などを主に扱います。
心理統計
心理学研究の過程で求められる心理統計手法について、基礎理論(記述統計学・推測統計学)と実践法を学びます。
知覚・認知心理学
人間の感覚・知覚等の機序及びその障害、また、人間の認知・思考等の機序及びその障害について基本的な概念、研究方法、知見を学習し、人間の情報認知過程の特徴について理解を深めます。
グループアプローチ
職場、学校、医療福祉現場、地域社会など、さまざまな集団場面で必要とされるグループアプローチについて、基礎理論と実践から学びます。
産業・組織心理学
産業・組織場面での人間行動を心理学のアプローチにより理解します。モチベーションやリーダーシップについて学び、またワークを通じて組織で起こる問題に対して考えます。
心理的アセスメント
クライエントの理解と支援のための基本的な考え方や方法を身につけます。なかでも、アセスメントのひとつである心理検査について投映法も含めて丁寧に学びます。
精神疾患とその治療
代表的な精神疾患について、その症状や経過について理解します。また、これらの疾患の成因や治療法について、医学面、心理学面、社会面などから多角的に理解し、さまざまな職種の連携の基礎についても学びます。
社会・集団・家族心理学
虐待などの子育てをめぐる問題、離婚・再婚・DVなどの夫婦関係をめぐる問題など、家族の中で生じるさまざまな問題に対する家族心理学的な理解と、家族療法やカップル・セラピーなどの臨床的援助について学びます。
生涯発達心理学(成人・老年)
生涯発達心理学の観点に基づき、少子高齢社会の深刻化とともに関心が高まっている成人期および老年期の心理、とくに認知症とその心理的援助について紹介します。
司法・犯罪心理学
犯罪行動の類型や背景要因に加えて、ポリグラフ検査、取調べや司法面接、プロファイリングなど、犯罪捜査の現場で使われるさまざまな心理学的知見について解説します。
対人社会心理学
自己、他者、集団の認知にかかわるさまざまな理論、モデルについて解説します。なかでもコミュニケーションが自己・他者・集団の理解におよぼす影響を詳しく論じます。
認知行動療法
抑うつや不安を初めとした多くの心理的問題に対して効果の確認された心理療法である認知行動療法について、その基本的発想や基礎的理論、介入技法、適用範囲などを学びます。
心理実習
学外の施設で行う実習について、基本的な知識やスキルを紹介します。また実習先での体験をもとに、臨床援助の方法や心理職の役割について理解を深めます。
2022年4月1日現在 (50音順)