原子炉3基が炉心溶融にみまわれ、多くの人が最悪の事態を覚悟した福島第一原子力発電所事故から、5年が過ぎた。故郷をうばわれ、いまだに生活を立てなおす手だてを取りもどせない人びとへの関心が弱まる一方、除染から生じる廃棄物、汚染水などの処理や廃炉をめぐっては、依然として楽観できない手さぐり状態が続いている。 この講座では、事故とその影響を慎重に捉えなおすとともに、これからのエネルギー源の選択をめぐり、今ふつうの市民がなすべきこと、なしうることを考える手がかりを、あらためて探る。とくに一般向けの解説で定評のある専門家をまねき、敬遠されがちな技術的情報を正確に噛みくだいて伝え、民主的な社会の担い手にふさわしい判断のありかたを、この機会にともに再考したい。
講日 | 講演テーマ | 講演者 | |
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第1回 | 10月22日(土) 13:30-15:30 |
東電福島第一原発由来の放射能を可視化する | 森敏(東京大学名誉教授) |
第2回 | 10月29日(土) 13:30-15:30 |
原子力発電って何だ -しくみから考える原発の安全性- | 後藤政志(元原子力発電設計技術者、NPO法人APAST理事長) |
第3回 | 11月5日(土) 13:30-15:30 |
エネルギーとお金を使わないで得られる豊かさ -非電化工房のとりくみ- | 藤村靖之(発明家、日本大学工学部客員教授、非電化工房主宰) |
第4回 | 11月12日(土) 13:30-15:30 |
原発計画をもみ消す:窪川原発反対運動とむら民主主義 | 猪瀬浩平(明治学院大学教養教育センター准教授) |
開講時間 | 13時30分-15時30分 |
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会場 | 明治学院大学 横浜キャンパス 10号館1031教室 ※講座当日、構内へは自転車を含め車両乗り入れはできません。電車・バス等の公共交通機関をご利用ください。 |
募集人数 | 120名(申込先着順) |
受講料 | 2,000円(全4回) 開講初日、受付に現金でお支払いください。受講回数にかかわらず一律で申し受けます。なお、払戻しはできません。 |
申込手順 |
E-mail または往復はがきに、次の事項を明記して、総合企画室社会連携課までお申し込みください。 E-mailまたは往復はがきを確認次第、E-mailまたは復信はがきにて受講票をお送りします。 ※個人情報の取り扱いについて |
申込期間 | 2016年9月30日(金) 消印有効 ※定員超過の場合、期限内であっても受講をお断りすることがございます。あらかじめご承知おきください。 |
申込先 | E-mailの場合 : ykoukai@mguad.meijigakuin.ac.jp 往復はがきの場合 : 〒108-8636 港区白金台1-2-37 明治学院大学 総合企画室社会連携課宛 |
パンフレット | パンフレット |
明治学院大学 総合企画室社会連携課
〒108-8636 港区白金台1-2-37
MAIL: ykoukai@mguad.meijigakuin.ac.jp
TEL: 03-5421-5247
FAX: 03-5421-5387
受付時間 平日のみ9:30 - 12:00/12:45 - 16:00