平和とは、あらゆる人が基本的人権を享受することを意味するのではないでしょうか。平和を一人一人の視点から考えること、別の言い方では、人権の保障という視点で平和をとらえなおすことが、世界で今、求められています。この傾向は、今世紀に入って顕著になってきました。たとえば最近のノーベル平和賞を振り返ってみると、「子どもたちの教育を受ける権利」(2014年)や「女性の権利」(2011年)、「基本的人権」(2010年)の促進に努力・貢献したことが授賞理由となっており、平和を人々の目線でとらえなおそうという潮流が明らかに見て取れます。この講座では、その流れを確認するとともに、本当の意味で平和な世の中をわたしたちの日本社会で実現していくために見落としてはならない、いくつかの問題をとりあげます。
講日 | 講演テーマ | 講演者 | |
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第1回 | 11月11日(土) 14:00-16:00 |
核兵器禁止条約採択の意義 ‐人道から進める軍縮へ‐ |
高原孝生(明治学院大学国際学部教授) |
第2回 | 11月18日(土) 14:00-16:00 |
“叫びたし寒満月の割れるほど”届かなかった無実の叫び ‐いま福岡事件を考える‐ |
古川龍樹(生命山シュバイツァー寺代表) |
第3回 | 11月25日(土) 14:00-16:00 |
ふるさとを奪われるということ ‐福島第一原発事故の避難民が置かれた現状‐ |
村田弘(福島原発かながわ訴訟原告団長) |
第4回 | 12月2日(土) 14:00-16:00 |
国際人権保障の光芒 ‐21世紀の世界に生きる‐ |
阿部浩己(神奈川大学法科大学院教授) |
第5回 | 12月9日(土) 14:00-16:00 |
指紋と名前から考える人間の尊厳 ‐在日コリアンとして、日本の“戦後”を問う‐ |
崔善愛(ピアニスト) |
開講時間 | 14時00分-16時00分 |
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会場 | 明治学院大学 横浜キャンパス 9号館930教室 ※講座当日、構内へは自転車を含め車両乗り入れはできません。電車・バス等の公共交通機関をご利用ください。 |
募集人数 | 120名(申込先着順) |
受講料 | 2,500円(全5回) 開講初日、受付に現金でお支払いください。受講回数にかかわらず一律で申し受けます。なお、払戻しはできません。 |
申込手順 |
E-mail または往復はがきに、次の事項を明記して、総合企画室社会連携課までお申し込みください。 E-mailまたは往復はがきを確認次第、E-mailまたは復信はがきにて受講票をお送りします。 ※個人情報の取り扱いについて |
申込期間 | 2017年10月31日(火) 消印有効 ※定員超過の場合、期限内であっても受講をお断りすることがございます。あらかじめご承知おきください。 |
申込先 | E-mailの場合 : ykoukai@mguad.meijigakuin.ac.jp 往復はがきの場合 : 〒108-8636 港区白金台1-2-37 明治学院大学 総合企画室社会連携課宛 |
パンフレット | パンフレット |
明治学院大学 総合企画室社会連携課
〒108-8636 港区白金台1-2-37
MAIL: ykoukai@mguad.meijigakuin.ac.jp
TEL: 03-5421-5247
FAX: 03-5421-5387
受付時間 平日のみ9:30 - 12:00/12:45 - 16:00