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【白金校舎図書館】貴重書展示「ふみ」展、開催中です

2021年4月17日



明治学院大学の貴重書庫には、数々の書簡が収められています。
今回はその中から本学の卒業生でもある、島崎藤村、馬場孤蝶、戸川秋骨の
三人の作家がしたためた直筆の書簡をご紹介いたします。

生活や思想、心情が直接的に表れる書簡。
眺めていると、どのような場所で何を感じながら書いたものかと、
あれこれ想像を膨らませることができます。
「字は人を表す」と言われますが、筆跡だけでなく便箋、葉書からも、
その人と成りや時代背景、作風までもが立ち上がってくるようです。
滅多に見ることのできない自筆の書を、ぜひこの機会にご覧ください。

藤村が自費出版で発表した初の長編小説『緑蔭叢書第壱篇』(のちに『破戒』へ改題)、
孤蝶の翻訳本『モオパッサン傑作集』、秋骨の随筆集『文鳥』など、
白金図書館が所蔵している貴重な出版物も展示します。

この白金校舎で共に学んだ、藤村・秋骨・孤蝶の三人は激動の時代をどう生きたのか。
めったに見ることのできない直筆の書と貴重書を通して、
先輩方の「息づかい」を感じていただければと思います。

また、併せて手紙や書簡に関する資料もご紹介しています。
時代を超えて残る手紙には、メールやLINEでは伝わらない”温度”があります。
久しぶりにペンを執って、お手紙を書いてみてはいかがでしょうか。

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展示場所:白金図書館2F 貴重書展示コーナー
展示期間:2021年4月中旬~7月下旬 (予定)
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*展示資料は[こちら](一部)