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【白金校舎図書館】貴重書展示「旅とエグゾティスムコレクションⅡ ~星を追いかけて」展、開催中です

2022年1月24日



明治学院大学の貴重書庫には旅(Voyage)とエグゾティスム(Exotisme)を主題に集めたおよそ80点の
コレクションがあります。今回はその中から、1768年に刊行された『シベリア旅行記』(全5冊)をご紹介します。

金星の太陽面通過を予測したハレー(1656~1742)の予報を確かめるべく、フランスの天文学者、
シャップ・ドートロシュ(1728~1799)がパリから約4,800km離れたシベリアのトボリスクに出向いて
作成した観測記録です。ほかにも地誌調査やロシア人の生活の様子など、シャップの知的好奇心により
さまざまなジャンルのデータがぎゅっとまとめられた学術報告書で、地図や版画が数多く収録されています。

金星の太陽面通過は18世紀最大の科学上のイベントのひとつとされ、世界中の天文学者がその日の到来を
待ち望んでいました。国王の命令により、人類最初の大規模な国際的学術調査に加わることになった
シャップはそうした栄誉とは似つかわしくないさまざまな苦労を重ね、観測に成功しました。

今回は、天文学分野の発展に大きく貢献した、ガリレオや、ハレー、ニュートンといった偉大な学者たちに
まつわる資料や、天体観測に欠かせない望遠鏡に関する資料も併せてご紹介します。

いつの時代も変わらない宇宙に対する憧憬や探求心に触れ、一緒に当時の星空へ旅してみませんか。

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展示場所:白金図書館2F 貴重書展示コーナー
展示期間:2022年1月中旬~2022年4月下旬 (予定)

*展示資料リストはこちらから!
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