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2007年5月30日

世界禁煙デー(5月31日)と本学の取組み

   現在明治学院大学では、学生と教職員の健康を守り、クリーンな環境を実現するため、 2004年4月より受動喫煙防止キャンペーンの一環として、学内の分煙化に継続して取り組んでいます。「世界禁煙デー」(5月31日)および「禁煙週間」(5月31日 - 6月6日)にあたり、本学の「禁煙」をめぐるこれまでの歩みをご紹介いたします。

発端と経緯
  本学では既に2002年4月から建物内の館内禁煙を実施していましたが、建物を一歩出てからの構内の喫煙マナーの改善までにはなかなか到りませんでした。
  その後、2003年5月の健康増進法の施行という追い風を受け、大塩武学長を座長とする「受動喫煙防止/喫煙マナー向上キャンペーン」を2004年4月から立ち上げ、本格的なキャンペーンが開始されました。
  キャンペーン開始と同時に、本学の先駆的な取組みはメディアにも注目され、『朝日新聞』(4月16日朝刊)、『日本経済新聞』(4月27日朝刊)、『産経新聞』(5月29日朝刊)、ラジオNHK第一放送「きょうも元気でわくわくラジオ」(5月24日)、文化放送「辻よりなりラジクラ」(5月31日)、同「蟹瀬誠一のネクスト」(6月23日)、NHK総合テレビ「おはよう日本」(6月23日)などマスコミでも多く取り上げられました。

明治学院大学の姿勢
  このキャンペーンを立ち上げるにあたり、本学では喫煙者を追いつめないようなシステムにこだわるというポリシーを明確に打ち出しました。最終的な目標はキャンパス内全面禁煙であるという議論もありましたが、画一的なお仕着せを嫌うという本学の校風の下では、将来においてもキャンパス内全面禁煙を掲げることはせず、喫煙者と非喫煙者の共存を目指すというコンセプトで推進することになりました。そして、両者が互いを思いやり快適な環境で過ごせることを目標に、
①既に実施している館内禁煙を徹底し、館外においても分煙を推進すること
②歩行喫煙の禁止など、学生の喫煙マナーの向上に努めること
を重視したキャンペーンを推進し、現在も展開中です。

キャンペーンの展開
  これまでに展開された主なキャンペーンには、以下のようなものがあります。
・ロゴマークや標語を作成し、ポスターや冊子・バッジ・学内サイン等で幅広くメッセージを発信
・指定喫煙場所を新設
・職員による学内巡回、学内清掃の徹底
・新入生オリエンテーションや白金祭(大学祭)における啓発活動のイベント実施
・港区との共催による品川駅Jazzコンサート
・禁煙カレッジマラソン(学生・教職員対象)
・呼気中CO濃度測定


  このように多岐にわたるプログラムにより、教職員だけではなく、ボランティアセンターの学生をはじめとする多くの学生の協力も得て、本学の「受動喫煙防止/喫煙マナー向上キャンペーン」はまさに全学的な取組みとして展開されています。
  学生の全面的な協力によって、ビジターが感嘆するクリーンなキャンパスを実現できたのは幸いです。これは私達が140年を超える時間をかけて培ってきた校風のたまものです。


受動喫煙ロゴマーク


品川駅コンサートの様子


学生スタッフによる啓発活動

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