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2008年12月2日

「明治学院大学心理学部白金心理学会」がスタートしました

1990年4月に文学部心理学科が発足してから18年。その年に生まれたのが今年の新入生です。2004年4月に心理学部として独立し、2007年4月には大学院博士後期課程が発足しました。この間に、教員数、学生数も増加して、卒業生の数は2000名にも達しようとしています。


発足以来、「こころを探り、人を支える」を、カリキュラムの基本テーマとして、現代社会に生きる私たちの「こころ」を科学的に理解し、より良い生き方を支援するための学びの実現を目指して来ました。その学びは、卒業後も続くものと考えています。卒業生の生き方から、在学生も教員も学ぶことが大切です。この相互の学びを保障する場として、「白金心理学会」をスタートさせることになりました。


去る11月8日(土)の設立総会には、約130名の卒業生,在学生、教員が参加し、井上孝代心理学部長を学会長とする規約が承認されました。第二部では、一期生の大久保街亜・専修大学准教授の軽妙な司会のもと、三者の代表が登壇しての「クロストーク」が開かれました。進路選択の悩みを語る在学生、転職の苦労を振り返るOB,家庭と仕事との両立を模索するOGに対し、自らの学生時代、そして研究者としての歩みを熱く語る先生方。三者三様の人生と学びの姿に圧倒されながら、充実した時間を過ごすことができました。学外に会場を移しての懇親会では、夜の更けるのも忘れて思い出や将来の夢を語り合いました。


心理学部の取り組みは、本年度の文部科学省の「教育GP」に選定されました。「心理支援論-心理学教育の新スタンダード <コミュニティ資源を活用した体験活動および循環型教育システムの導入と評価>」が、テーマです。また、新学科設置の準備が始まりました。新たな歴史が加わろうとしているのです。


設立総会でお祝いの言葉を下さった大西学長をはじめ、変わらぬご支援を寄せていただいた学内外の全ての皆様に感謝申し上げると共に、この貴重なコミュニケーションの場に多くの卒業生、在学生の皆様がご参加下さることを心よりお待ちしております。


設立イベント実行委員長 心理学部教授 金子 健
挨拶に立つ井上孝代学部長
設立の経緯を説明する金子健教授
熱気を帯びた「クロストーク」

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