図書館貴重書〈絵本とメルヘン・コレクション
〉のうち、美しい森を描くヨーロッパの貴重な挿絵本の数々、計21点です。
展覧会と図録の監修・執筆は、巖谷國士元文学部教授(美術評論家、仏文学者)。書店にも出るその図録を兼ねた単行本『森と芸術』に、すべての図版と解説が収められています。
この展覧会は、地球上から多くの森が失われつつある現在、「人間にとって森とは何か?」という本質的な問いを、さまざまな芸術作品によってうかびあがらそうとするものです。
大震災後の現在、「自然」と「文明」との関係を、新しい視点からとらえなおす展覧会には、絵画や彫刻・オブジェのほか、写真・工芸品・絵本・博物標本など、約150点の美術作品が展示されますが、本学図書館所蔵の〈絵本とメルヘン・コレクション〉の一部も、不可欠の部分を占めています。
「森と芸術」展の会場は7月3日まで、大学に近い白金台の東京都庭園美術館。さらに福井県立美術館、札幌芸術の森美術館へと巡回する間、絵本・挿絵本たちもまた旅をします。
東京都庭園美術館オリジナルホームページ
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/mori/index.html
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