2013年10月18日
樋口隆一先生他、ソプラノ 光野孝子先生他ソリスト5名、ピアノ伴奏 栗島和子先生、オルガン伴奏 岡田章先生、バッハ・アカデミー合唱団員43名による本格的演奏会で、山田耕筰《秋の宴》、バッハ《マニフィカト》ニ長調BWV243ほか全5曲が演奏されました。
指揮と曲目解説は本学文学部の樋口隆一教授が行いました。
樋口先生は、バッハ《マニフィカト》演奏に先立って、「この曲の歌詞はラテン語で書かれています。当時の一般の教会員でラテン語を理解して聴いた人はいませんでした。教会の人たちは言葉が理解できなくても、ストーリーを理解していたので、バッハの作曲した音楽の世界に浸り、美しいな、良いなと感じていたのです。ですから、皆さんもバッハの音楽を楽しんでください。」とユーモアを交えた楽曲解説で受講生の緊張をほぐしました。
鑑賞会の最後のプログラムは全員合唱のヘンデル《メサイヤ》より「ハレルヤ」。このときも樋口先生は「知っているフレーズだけでも口ずさんでくれれば良いですから。」と促し、全員で「ハレルヤ」を合唱。アートホールに集まった全員が音楽をとおして「ひとつ」となる印象的な時間となりました。
それぞれが音楽は本当に楽しいもの、美しいものとの実感を胸に、帰路につきました。
【当日の演奏曲目】
山田耕筰 秋の宴
高田三郎 混声合唱組曲 水のいのち
木下牧子 混声合唱とパイプオルガンのために 光はここに
J.S.バッハ マニフィカト ニ長調 BWV243
ベートーヴェン 合唱幻想曲 ハ長調 op.80
指揮:樋口隆一
ソプラノ:光野孝子
ピアノ:栗島和子
オルガン:岡田章
会場:明治学院大学白金校舎 パレットゾーン2階 アートホール
お問い合わせ先:総合企画室(地域連携推進担当)電話 03-5421-5427