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2015年5月28日

体育会剣道部が剣道トルコナショナルチームと練習試合を行いました


5月27日、第16回世界剣道選手権大会(5月29-31日・日本武道館)に参加するトルコナショナルチーム19名が、本学体育会剣道部との練習試合のために来学しました。

体育会剣道部OBであり、トルコナショナルチームのコーチである高島啓成さん(89年英文卒)が本学に打診したことにより、今回の試合が実現しました。YKKのドイツ法人、YKKシュトッコ・ファスナーズ社長として、現在ドイツ駐在中の高島さんは、トルコナショナルチームの依頼により、今年からコーチの1人として着任しました。

高島さんは「トルコの剣道人口は、首都アンカラやイスタンブールを中心に約100人。親日国で、日本のアニメなどサブカルチャーの影響を受けて、大学や民間のクラブで剣道を始める人が多い。世界選手権には初挑戦なので、勝ち負けより、トルコの立派な剣道を見ていただきたい」と話します。

白金キャンパスパレットゾーンのアリーナで、午後3時30分より女子、男子の順に練習試合を開始。気合に満ちたかけ声と激しい竹刀の音がアリーナに響き渡りました。

トルコナショナルチーム主将のCihan Enginさんは「2009年の東京滞在時にも日本の剣道は体験したことがあるが、今回大学で練習できてとても嬉しい。高島コーチは数年前のイスタンブール駐在時にも指導してくださった。優しいがときには厳しい指導もしてくださる大好きなコーチだ。大会でヨーロッパ各地に行っているが、世界大会は初めてだし、それも日本開催なので嬉しく思っている」と話してくれました。

対戦した体育会剣道部主将の小林和樹さん(法律4年)は「初めての国際試合で、日本の剣道との違いを感じた。間合いも違うし、体格も大きいので遠くに跳べる。今年度初の団体戦だったが、男女ともよい試合ができたと思う。世界選手権ではトルコチームのよさを出してがんばってほしい。ナショナルチームのコーチを務める高島さんのような先輩がいて誇りに思う」と感想を語りました。

午後7時からは本館10階大会議場で懇親会が開催され、学長を始め、明学関係者との懇親を深めました。

明治学院大学では、トルコのスレイマン・シャフ大学との留学協定や、トルコ大使館文化部との包括協定、トルコの人道支援団体「キムセヨクム」とのボランティアに関する協定など、さまざまな形でトルコとの関わりを進めています。

剣道ナショナルチームとの練習試合・懇親会で、よりトルコへの親近感を深める日となりました。

集合写真 (IMAGE/5.9 MB)
高島啓成さん
高島コーチの指示に耳を傾けるトルコナショナルチーム
熱戦の様子

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