港区の委託により2007年4月に開講した「チャレンジコミュニティ大学」は、港区内の高齢者や今後高齢を迎える方が、今まで培った知識・経験を地域に生かし、生きがいのある豊かな人生を創造し、また学習を通じて個々の能力を再開発し、地域のリーダーとなることを目的とした大学です。
2015年4月に第9期生60名が入学し、現在学習を進めておりますが、6月20日(土)、芸術分野の授業として「港区の風景と文化 -森・庭園・文化-」と題した美術館見学を行いました。今期2回目となる美術館見学は本学近隣の「東京都庭園美術館」です。
当日は大学に集合し、「東京都庭園美術館」に向かいました。到着後、この授業の講師である、巖谷國士本学名誉教授から美術館として用いられている旧朝香宮邸について説明がありました。
その後「マスク展」(フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵品 )を鑑賞しました。
この展覧会は、アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカから集められたマスク(仮面)をテーマに開催される、日本国内また同館初の大規模なコレクション展(出展されているマスクは約100点)で、マスクは地域別に分かれ、旧朝香宮邸の広間・居室に展示されていました。
鑑賞に際しては3つのグループに分かれ、各グループを巖谷名誉教授、庭園美術館の学芸員が引率し、展示品の解説を行いました。
受講生はその解説に興味深く聞き入っていました。
最後はギャラリーに全員が集合し、巖谷名誉教授が全体のまとめをして解散しました。
お問い合わせ先:総合企画室社会連携課 03-5421-5247