11月12日(土)の暖かく晴れた午後、「明治学院礼拝堂献堂100周年記念音楽礼拝」を挙行しました。100年前の大正時代に、ウィリアム・メレル・ヴォーリズにより建築された礼拝堂に来賓、卒業生、在学生とご家族、教職員、学院関係者など約400名が集いました。
パイプオルガンおよび中学校ハンドベルクワイアによる前奏で始まった礼拝では、久世了名誉教授・元学院長に「『失敗者』ヴォーリズの夢」と題したお話をしていただきました。また、高等学校ハイグリー部や大学管弦楽団有志による献奏や献唱、特別出演の明治学院グレゴリーバンドによる献唱により、美しい音色や合唱が明治学院礼拝堂に響きわたり、和田道雄学院牧師による祝祷が捧げられました。
礼拝後、ボランティアセンターの大学生3名が、熊本地震で被害を受けた地区の状況説明を行い、公的支援が届かない熊本城周辺の個人所有の建築物復興への支援金を募りました。多くの方のご協力により集まった支援金189,229円は「くまもと新町古町復興支援プロジェクト」に送金されます。
また、記念館小チャペルにおいて同時開催の記念展覧会「明治学院大学生・高校生チャペル作品展」には、10日間で約1,400名の来館者が訪れ、後輩の作品に励ましの声や、学生時代を懐かしむ声が寄せられました。