2017年10月2日(月)夕刻、日本赤十字社の特別協力により、「国際赤十字・赤新月社連盟事務総長 エルハジ・アマドゥ・シィ(Elhadji Amadou Sy)氏 特別講演会」を開催しました。
明治学院大学は、“Do for Others(他者への貢献)”を教育理念に掲げており、この理念を共有する人道機関である日本赤十字社とボランティアパートナーシップを結んでいます。
このたび、日本赤十字社の特別協力により、来日中の国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)事務総長のエルハジ・アマドゥ・シィ氏を本学にお迎えしての講演会が実現しました。この日は、本学学生、明治学院高校生、明治学院東村山高校生、一般の方など合わせて約160名が来場し、会場は熱気に包まれました。
この講演会には、日赤社長で国際赤十字・赤新月社連盟会長でもある近衞忠煇氏、また、赤十字運動がスイス人であるアンリーデュナンの提唱により始まったことを縁としてジャン=フランソワ・パロ駐日スイス大使、ユリア・グスニナ パロ駐日スイス大使夫人も出席くださいました。
紛争、難民問題、自然災害、新興感染症、貧富の格差など、国境を越えて国際社会が取り組むべき人道支援活動において、国際赤十字は重要な役割を果たしています。シィ氏は流動化し混迷を深めてゆく世界や社会における国際赤十字の役割と課題とは何か、シイ氏はその課題にどのように関わってきたのか、今、何を思うのかを語ってくださいました。
質疑応答も活発に行なわれ、講演会終了後の交流も終始和やかに行なわれました。
記
【開催日時】 2017年10月2日(月) 17:15~19:00
【開催場所】 白金校舎 3号館 3101教室
【プログラム】
<司会>森田正隆(経済学部教授)
1.主催者挨拶
松原 康雄 明治学院大学学長
2.国際赤十字・赤新月社連盟および講演者紹介
近衞 忠煇 日本赤十字社社長/国際赤十字・赤新月社連盟会長
3.講演「苦しんでいる人を救いたい」という思いが国境を越えるとき
−人道の危機に対する国際赤十字の取り組みとそこから見えてきた課題
エルハジ・アマドゥ・シィ 国際赤十字・赤新月社連盟事務総長
4.ディスカッション(参加者を交えて)
お問い合わせ先:総合企画室社会連携課 03-5421-5247
当日の進行役・森田正隆 経済学部教授のレポート「シィIFRC事務総長という巨樹に出会えた奇跡が与えてくれたもの」はこちらをご覧ください。
シィIFRC事務総長という巨樹に出会えた奇跡が与えてくれたもの (PDF/158 KB)