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2018年8月30日

いよいよ総理大臣杯開幕!鈴木修人監督が語るサッカー部の躍進の理由とは?


「チームの仕上がりはかなり順調です。きっとよい結果を残せます」
8月某日、明治学院大学横浜キャンパスヘボンフィールド。総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント大会(8月31日開幕)を前に、鈴木修人体育会サッカー部監督は力強く語りました。『アミノバイタル』カップ 関東大学サッカートーナメント大会で準優勝、第51回東京都大学リーグ前期戦は現在首位(9勝1敗)と、極めて好調な今シーズン。躍進の理由は、サッカーに向き合うチームの姿勢の変化にありました。変化の仕掛け人、鈴木修人監督に迫ります。

「俺が試合を勝たせてやる!」
そう考える選手が、ここ数年でどんどん増えてきています。
自分がコーチに就任した2015年以降で、今年は一番強いチーム。高橋龍世主将(社会福祉学科4年)を中心とした4年生と、下級生の働き。この2つがしっかりと噛み合っています。自分の理想とするサッカーを体現してくれています。
この4年間で、サッカーに対するチームの姿勢が大きく変わりました。「関東リーグ昇格」が部の近年の目標ですが、部員1人1人の目標が必ずしもそうではありませんでした。2015年に関東リーグに昇格しましたが、翌年は降格。やはり結果が出ないと意識も変わりません。
なぜ結果にこだわるのか。結果を出すと良いこととは何か。この2つをチームが共有し、結果にこだわる雰囲気をチーム全体につくることが最初の課題でした。 

「楽しむ」「人間力」「結果」
この3つは、私がサッカーを指導する上でもっとも大切にしていることです。
まずは「楽しむ」こと。部員1人1人がポジティブな考えでサッカーに取り組み、楽しんでもらう。パスの練習、チームメイトとの会話、試合観戦。どんなことでも良いです。楽しむことで気持ちも明るくなり、能動的な姿勢も備わります。そこで得られるポジティブな姿勢があれば、試合や練習で得られるチームの経験値は格段に違ってきます。試合で負けたときやメンバーから外されたとき。そんな辛いときにも、ネガティブにならずにピンチをチャンスに変えることができます。
ただ、気持ちや行動の転換は一朝一夕にできるものではありません。「人間力」が備わっているかどうかが大切です。相手の行動をよく観察し、相手が何を求めているか、何を必要としているか理解し、行動する。人間力が備わればサッカーは上達します。上達のきっかけは、サッカーをはじめ、日常生活にもあります。
そのためには、まずは私が手本にならなければなりません。私が部員とコミュニケーションする際は事前の観察を欠かしません。たとえば練習前。グラウンドにはジョギングして来るか、歩いて来るか。当日の髪型やスパイク。しっかりと挨拶ができているか。ここ1週間、それぞれの部員がどんな生活をしているか。サッカー部員である前に明学生である部員1人1人の気持ちや考えをしっかりと理解していれば、指導の仕方も変わりますし、部員の受け止め方も変わります。そういった細かなやり取りの積み重ねが、部員の人間力を養います。そうなると、自分以外の練習時のミスでも、自分のこと=チームのこととして捉えるようになり、同じミスを防げる確率は高まります。11回同じ指示を出すのではなく、11回違う指示を出せればチームとしてのサッカーも上達します。
それにより、「結果」もついてくるのです。試合に出る選手や応援する部員、サポートするスタッフ。自分が何をすべきかを考え、行動した先に得られる結果は何よりも嬉しいもの。結果が出てくるとプロセスを意識するようになりますし、チームの雰囲気もよくなります。このサイクルを維持し、昇華させることが私の最大の役割だと考えています。

 明学サッカー部の強み
「吸収力の高さ」が一番の強みです。とにかく素直な学生が多いからでしょうか。アドバイス1つで、2つの成果が得られるような手応えを感じています。手前味噌ですが、チームワークは関東でトップクラス。さまざまな高校や大学からも「明学は良いチーム」と言われます。人間力で言えば、自分が学生の時よりも遥かに勝る学生たちもいます。練習中はかなり厳しいことも言っていますが、歯を食いしばってやってくれています。
そんな学生たちがいるからこそ、サッカー部はここまで強くなれました。学生たちには感謝しかありません。今後、ハングリー精神をさらに注入し、明学サッカー部をもっと強くしていきたいと考えていきます。いずれは明学初のプロサッカー選手、日本代表選手を育成することが私の目標です。まずは総理大臣杯。これまで培ったすべてを活かし、良い結果を残します。皆様、応援をよろしくお願いします!

【2018年度 第42回 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント】
http://www.jfa.jp/match/prime_minister_cup_2018/schedule_result/