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2019年2月6日

オランダのゾイド大学(本学協定留学校)へ留学中の明学生が、現地学生と共同で「平成30年7月豪雨災害」支援のためのチャリティープロジェクトを行いました

 明治学院大学からオランダのゾイド大学に留学中の坂本詩織さん、吉田麦穂さん、安村茉里奈さん、高橋栞さんの4名と、以前、ゾイド大学から明治学院大学に留学していたヨリス・デ・ヨングさんが、平成30年7月豪雨災害の寄付金を集めるためのチャリティープロジェクトを行いました。
 

<チャリティープロジェクトに関わった学生からの報告記事をご紹介します>

"Liefde Project" - Send your "Liefde" to Japan -

 
 昨年は、各地での豪雨、台風、そして大阪北部地震、北海道胆振東部地震と、日本にとって災害というものが強く印象に残る1年でした。2018年2月から、オランダのマーストリヒトにあるゾイド大学に留学している私達は、離れている母国で起こる数々の自然災害をただただニュースやソーシャルメディアで見ることしかできませんでした。情報を得るだけの状態は、どこかもどかしく、私達に何か手助けはできないのか?オランダという日本ではない場所にいるからこそできることはないのかと考え、このチャリティープロジェクトの企画が生まれました。
 
 プロジェクト名にある"Liefde"というのはオランダ語で"愛"という意味です。日本史で日本に初めて到着したオランダ船である「リーフデ号」という名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?そんな日本に馴染みの深いリーフデ(Liefde)を用いて「Send your "Liefde" to Japan (愛を日本に送ろう) 」をテーマに、チャリティープロジェクトを行いました。
 
 具体的な内容としては、まず私達が留学していたゾイド大学には大学のオリジナルパーカーがありませんでした。個人的に、海外の大学のパーカーを購入して着るというイメージが留学に対してあったので驚きました。そこで、オリジナルパーカーを作成して販売し、売り上げを日本に寄付しようと考えました。また、販売する過程で、Facebookを通じて日本の災害について広める活動も同時に行うことを考えました。
 
 パーカーのデザイン、予算の見積もり、発注、引き渡し、Facebookに投稿する記事の作成まで自分たちで行い、ゾイド大学から販売許可を得るために何度もミーティングを重ねたり、パーカーの発注会社にも何度も連絡したりと、大変なことは多々ありましたが、先日無事に注文してくださった方々にパーカーを届けることができました。たくさんの学生や先生方に購入していただき、実際に大学内で着ている姿を見るととても嬉しい気持ちになりました。

 このプロジェクトで集めたお金は日本赤十字社を通じて、平成30年7月豪雨災害義援金として寄付する予定です。寄付金の金額としては少ないですが、寄付といった意味での支援だけでなく、オランダの学生に日本の自然災害の状況を知ってもらうことも、また違った支援の形として日本に"Liefde (愛)"を届けられたのではないかと思います。
 
 このプロジェクトを通して、明治学院大学の教育理念である"Do for Others"を実現することができ、嬉しく思います。これからも、世界のどこにいたとしても、他者のために何かできることはないのかと考えて、行動し、社会に貢献していきたいです。

(左から)坂本詩織さん、高橋栞さん、安村茉里奈さん、吉田麦穂さん
心を込めて渡しました
明学に留学経験のあるヨリス・デ・ヨングさんと一緒に

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