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2019年5月27日

他人事ではすまされない~難民問題に向き合う上映会&トークセッションを開催!~

2019年5月16日(木)、横浜キャンパスにてドキュメンタリー映画「シリアに生まれて」の上映会を開催しました。2018年度からUNHCR難民高等教育プログラムに参加する本学が、UNHCR難民映画祭 学校パートナーズ参加校として開催した今回の映画祭。阿部浩己教授(国際学部)の「平和・紛争研究」を履修する学生や地域の方々など多くの方が参加しました。

難民として困難な生活を送る7人の子どもにスポットをあてた本作。国連難民高等弁務官事務(UNHCR)が発表したデータでは、シリア難民のうち、約45%が17歳以下の子どもとされています。爆撃で家族を失い、叔父と2人で懸命に生きる少年。家を追われ、路頭をさまよう人々。離れ離れになった家族にあうため国境のゲートに詰め寄るも、警察に連行される家族。やっとの思いで難民認定を受け歓喜する家族たちが得た喜びもつかの間、受入国では就職を得るまでの苦難が待ち受けます。多くの参加者が、戦争が生み出す怒り、悲しみ、憎しみに真剣なまなざしを向けました。

上映会終了後は本イベント担当の阿部浩己教授(国際学部/専門:国際法,国際人権・難民法)と赤阪むつみさん(認定NPO法人難民支援協会)によるトークセッションを開催。難民を生み出す原因の一つである各国の軍事介入や国境管理の問題、そして日本における難民の受け入れ状況に触れました。

「シリアに生まれただけなのに難民になってしまった人々。そんな人々を取り巻く環境や背景に触れ、考えるきっかけになれば」
こう語る金綱ななみさん(英文学科2年)。上映する映画の選定から当日の運営まで担う有志の学生メンバーの1人です。上映会終了後には多数のアンケートが寄せられ、確かな手ごたえを感じたようです。

難民問題の解決には、各国が難民を受け入れる国際的な姿勢が必要不可欠。難民問題を他人事と切り捨てず、1人でも多くの方がこの問題に向き合うことが求められています。

6月13日(木)には白金キャンパスにてドキュメンタリー映画「アイ・アム・ロヒンギャ」の上映会と日本で暮らすロヒンギャ難民のカディザ・ベコムさんをお招きしたトークセッションを予定しています。
皆様のご来場をお待ちしております。
【詳細はこちら】
https://www.meijigakuin.ac.jp/event/archive/2019/2019-05-07-2.html