災害が起きた際、自分や家族、地域住民を守る“防災力”を高めることを目的とした「高輪地区防災ボランティア 養成講座(年間全8回)」の本学担当分が6月22日(土)に開講され、高輪地区の住民などが受講しました。
講座は午前・午後の二部構成で行われ、午前の部では、ケガや意識のない方想定して「胸骨圧迫」や「人口呼吸」、 「AEDの使用方法」などを学習しました。練習用のマネキンでの実習でしたが、受講生は災害時さながら、真剣に 実習に取り組むことができたと思います。
午後の部では、社会福祉学科の明石 留美子教授が「地域住民チーム(CERT)による災害対応」をテーマに講義を行いました。CERTとは、主にアメリカで採用されている災害時の指揮系統システムで、チームリーダーを頂点 にして、効率的な救急救命ができるように考えられたシステムです。講義では、アメリカで行われている実際のCERTの訓練を学習した後、「救命する者」と「救命される者」の二手 にグループ分けして、CERTの活動をロールプレイング形式で学習しました。
この防災ボランティア養成講座は今年度3月まで行われ、受講生は災害時に役立つ知識を学習していきます。