「ボランティア・市民活動実習プログラム」について
コロナウィルス感染拡大をうけて、「ボランティア・市民活動実習プログラム」はシラバスや明治学院共通科目ガイダンス(動画)でお示した内容から大幅に変更することになりました。シラバスを読み、授業を楽しみにしていた皆さんには大変申し訳ありませんが、変更後のプログラムを、今この時代において、ボランティアを深く考えるものにしたいと担当教員一同考えております。
変更点は以下のとおりです。
1、授業内容について
夏休みに開講する予定だった、「ボランティア・市民活動実習(国内)」は、国内各地でのボランティア・市民活動の現場にいって2週間の実習を行うものでした。しかし、現在のコロナウィルスをめぐる状況では、学生の皆さんが現場で活動することが、自身や現場で接する方々の感染リスクを高める危険性を持つものと考えています。そのため、「ボランティア・市民活動実習(国内)」は14日間の現場での実習ではなく、今、この時代に発生している社会的課題は何かを考えながら、私たちがどんなボランティアができるのかを考えること、それを実行するための準備をすること、そして可能であれば実行すること、そういうことを目標にします。授業はオンラインをベースに、課題についての自主学習や調査、教員との、あるいは履修者同士のディスカッションによって構成します。実際のボランティア・市民活動の現場での活動(含む調査)は、コロナウィルスの感染状況をみて実施の可否や期間を判断します。
「ボランティア・市民活動実習(国内)」の内容の変更に伴い、春学期の「ボランティア・市民活動論(国内)1A」、秋学期の「ボランティア・市民活動論(国内)1B」の内容も変更します。いずれの授業についても、コロナウィルス感染拡大の状況に応じて、オンラインでも対応できるように準備します。
これまで考えられてきたボランティアがなかなかできない状況のなかで、それでもやれること、やらないといけないことを皆さんと一緒に考え、実行したいと私たちは考えています。
2、履修者選抜方法について
シラバスや明治学院共通科目ガイダンス(動画)では、初回授業でレポートを書き、その内容にもとづいて選抜するとしていました。しかし、3月27日に大学から告知されているように、4月20日から始まる初回授業はオンラインで実施することになり、レポートによる選抜ができなくなりました。
そのため、履修者の選抜は課題レポートをメールで提出する形で行います。履修希望者は、以下の注意事項を読んで課題レポートを提出してください。
・提出先(両方のクラスへの提出は認められません)
猪瀬浩平クラス(春・秋ともに金曜日4限) coppe@gen.meijigakuin.ac.jp
長谷部美佳クラス(春・秋ともに木曜日2限) mikahase@gen.meijigakuin.ac.jp
・メールの件名には、「ボランティア・市民活動実習プログラム課題レポート ●曜日●限●●先生担当クラス」と書いてください。たとえば、「ボランティア・市民活動実習プログラム 金曜日4限猪瀬先生担当クラス」という形です。この形式で提出されない場合、採点の対象にできませんので、注意してください。
・以下の二つの課題に答えてください。
① コロナウィルス感染拡大によって、ボランティア活動を行うことにどのようなリスクがあるのか、考えることを書いてください。
② コロナウィルス感染拡大の中で発生している社会課題について、あなたが重要だと思えるものは何かを、なぜ重要と考えるかにも言及しながら示してください。また、もし可能であれば、その課題について「ボランティア」によってどのように解決・改善できるのかを書いてください。
・①②合わせて1200~2000字程度とします。
・レポートはMicrosoft Wordで作成し、メールに添付してください。ただし、新入生でどうしてもパソコンが使えない場合に限り、その他の方法での提出を可とします。その場合でも、読み手(スマホではなく、パソコンで読みます)が読みやすいよう、適宜改行等を行ってください。
・提出期間 4月14日(火)12時~4月16日(木)13時30分(厳守)
メールを確実に受け取ることができるように、提出期限だけでなく、提出開始期間を設けました。4月14日(火)12時以前に提出された場合は、レポートを受理できませんのでくれぐれも注意してください。
・履修者発表 4月17日(金)12時にポートヘボン、および教養教育センターホームページで行います。これまでアナウンスしているとおり、履修を認められた場合は、「ボランティア・市民活動論(国内)1A(春学期)」、「ボランティア・市民活動実習(国内)(夏休み)」、「ボランティア・市民活動論(国内)1B(秋学期)」の3科目を履修します。履修登録は教務課が行い、学生自身での登録はできません。
・この件に関する相談は、履修を希望する授業の担当教員のメールアドレスにお願いします。
教養教育センター ボランティア学担当教員
猪瀬浩平・長谷部美佳