60歳以上の港区在住者を対象に、地域リーダーの養成を目的としている、港区と明治学院大学の協働連携事業「チャレンジコミュニティ大学(CC大学)」。
2019年度に入学した第13期生は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、今年 2月・ 3月に予定されていたプログラムが中止となったままの修了を余儀なくされました。
その後、度々Zoomなどで交流をしてきましたが、やはり「学びの区切りをつけたい」という声が多くあったため、改めて、12月 4日(金)最終講義を実施しました。
実施にあたっては、明治学院大学の対面授業に準じ、マスク着用や検温、教室内の換気、ソーシャルディスタンスの確保など、感染防止対策を徹底しました。
講師に神奈川県川崎市で地域活動に従事している「共育ひろば」の主催・牧岡英夫先生をお招きして、「地域課題発見方法、地域組織化と地域活動リーダーの役割」と題した講義をしていただきました。
昨年度の台風や、現在のコロナ禍での地域活動では、日頃の地域生活関係の質・レベルが大きく影響することを具体例を交えてお話しいただき、港区で地域活動をする受講生もとても共感しているようでした。また、点(個人)と線(つながり)と面(グループ)の例えから、CC大学の同期という線や面を大事に、修了後の活動につなげていきたいとの声が挙がりました。
講義後には、統括コーディネーターやグループアドバイザーの先生に加え、CC大学学長の武井雅昭港区長から動画でメッセージが寄せられ、13期生は修了後の活動への想いを新たにしていました。
およそ 9ヵ月遅れの区切りの会となりましたが、学友と久々の再会を果たすことができ、嬉しそうな皆さんの顔が印象的でした。厳しい状況下ではありますが、これからの地域活動の担い手として、13期生の皆さんが活躍されることを心より願っています。
総合企画室社会連携課