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2021年9月2日

Junko School(ベトナム)に関するイベントを開催しました。

ベトナム中央部クアンナム省ディエンフック村に所在するJunko Schoolは、本学国際学部国際学科に在籍していた故高橋淳子さんが生前抱いていた「ベトナムの子どもたちの教育に貢献したい」という思いを高橋さんの親族や所属ゼミの江橋名誉教授、ゼミの友人たちが引き継いで設立した小学校です。この様に本学との関係の深いJunko Schoolに関するイベントを開催しました。
Junko School
Junko School
ダナン大学
ダナン大学

6月12日(土)にJunko Schoolに縁の深い方たちをお招きし、オンライン講演会「SDGsフィールドスタディーズ特別編~つながる!ベトナム Junko Schoolと明学の絆」を実施しました。

当日は、森あおい国際センター長(国際学部教授)の挨拶に続き、3組の方々にご講演いただきました。

まず初めに、NPO法人Junko Association(本学公認団体)の松岡良樹理事長、学生代表の阿部雄也さん(英文学科3年)、副代表の北島望さん(国際学科3年)より、Junko Associationの歩みについてお話をしていただきました。Junko Schoolの設立から20年以上に渡りJunko Schoolとそこに通う子どもたちをサポートしてきたJunko Associationは活動の幅をベトナムだけでなくミャンマーにも広げ、コロナ禍で現地への渡航が難しい現在もオンラインを活用して精力的に現地の子どもたちの教育に携わっている様子をお話いただきました。

参考>学生団体・NPO法人「JUNKO Association」が今年度の外務大臣表彰を受賞https://www.meijigakuin.ac.jp/news/archive/2020/X3u5zHNG.html

 

続いて、Junko Schoolの卒業生で、本学の奨学金プログラム「ジュンコスカラシップ」により本学に留学していた、ウェン・クアン・フウさん(2015-16年度)、レ・フオン・キムさん(2013-14年度)、ル・ニュエン・ノック・アンさん(2012-13年度)に明学での思い出や現在の様子についてご報告いただきました。ダナン大学卒業後、現在は、日本で就職している方や、ベトナムで日本語を活かした仕事に就いている方もいて、明学で学んだ日本語や明学での留学生活がその後のキャリアにも大きく影響した様子を窺い知ることができました。

参考>海外からの留学生支援 ベトナム・ダナン大学奨学生の受け入れ

https://www.meijigakuin.ac.jp/international/International_student/index.html

 

最後に2019年度夏季に国際センター主催のスタディツアー「SDGsフィールドスタディーズ」に参加してJunko Schoolを訪問した長谷川未羽さん(政治学科3年)、森竹美幸さん(教育発達学科3年)からツアーの体験や学習効果についてご報告いただきました。

ベトナムでの約1週間のツアーではJunko Schoolで一日を過ごし、屈託なく笑う子どもたちと楽しく触れ合うことができました。また、そこで感じたベトナムの教育課題への気づきや、ツアー内の授業やゴミ処理場見学を通じて得た環境破壊への問題意識などが、その後の大学生活でも研究課題や課外活動のテーマ選定に強く影響していることをお話いただきました。

参考>インターンシップ/ボランティア/スタディツアー SDGsフィールドスタディーズ(国際センター)

https://www.meijigakuin.ac.jp/international/program/international_activities/index.html

 

3様のお立場の方々から、それぞれのJunko Schoolとの関わりについてお話しいただきました。参加した在学生からはアンケートで、「自分もJunko Schoolを訪問してみたくなった」、「大学の先輩の縁が現在まで続いて発展していることが印象的だった」、「明学への留学生にもいろいろな方がいると初めて知った」といったコメントが寄せられました。ダナン大学やJunko Schoolとの交流を通じて、明学の歴史や明学が大事にしてきたものに気づくきっかけとなったようで、充実したイベントとなりました。

国際センター

講演会の様子

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