2021年6月5日(土)
2021年度チャレンジコミュニティ大学の2回目の課外講座は、「港区の風景と文化-見学と散策-」と題して、「東京都庭園美術館」を見学予定でしたが、緊急事態宣言下にて団体の受け入れが困難であるとのことから、現在一般公開がされていない明治学院礼拝堂など、3棟の文化財を特別に見学することにしました。
巖谷 國士名誉教授からは、「明治学院が築地の居留地から移転してきた経緯、キャンパス内に宣教師館がある理由や、特徴のある礼拝堂と記念館」について説明がありました。
特に、ヴォーリズ設計による礼拝堂では、建築様式の説明に加え、外壁がハーフティンバーも採用されていること、堂内では、小屋組にシザーストラスが採用されている理由や、講壇のプロセニアムの細かい装飾やパイプオルガンなどが解説されました。続いて記念館では外壁の煉瓦と木造のコントラストや、室内の小チャペルを見学しました。
小チャペルでは少人数に分かれ、より丁寧に室内装飾の説明を行いました。島崎藤村にゆかりのある記念館を堪能しました。
その後、教室へ戻り近隣の教会建築2棟の解説もおこない、内容の充実した90分となりました。参加した受講生は実物を間近で見学できたことに皆、満足していました。
6月末には、港区議会棟の見学を行う予定です。
お問合せ:総合企画室 社会連携課
電話 :03-5421-5247