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2022年10月24日

第99回箱根駅伝予選会を終えて 選手レポート

10月15日(土)、3年ぶりに立川市街地・昭和記念公園内を駆け抜ける従来コースでの開催となった第99回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会。本学の陸上競技部は、昨年から8つ順位をあげる22位(11時間02分49秒)でゴールしました。
少し肌寒さを感じる気候ではありましたが、湿度が高く、さらに後半の昭和記念公園内のアップダウンなどの影響もあり、めまぐるしい順位変動が見られたレースでした。そのような中、本学の選手たちは出走した12名中8名が自己ベスト記録を更新するなど、素晴らしい走りを魅せてくれました。
また今年は、制限付ではありましたが、応援団による現地応援も行われ、熱い応援が選手たちの背中を押しました。

今回、レースを終えた陸上競技部の黒田美亜紀部長、棚瀬亮治ヘッドコーチ、出走した選手12名から、今回の振り返り、今後に向けたコメントをいただきました。ぜひご覧ください。

黒田美亜紀 陸上競技部部長
いつも温かいご支援・ご声援をいただき、感謝申しあげます。
順位は相対的なものなので一喜一憂しないようにしていますが、今回の結果を受け、少しの安心感とともに悔しさも感じています。まずは予選会での成績アップを目指し、チームの戦略や個人の練習への取り組みなどについて見直し、来年の予選会に備えていきます。引き続き、学生連合に選出された榎本選手と、すでに始動した新チームの応援をよろしくお願い申しあげます。

棚瀬亮治 ヘッドコーチ
多くの皆様にご声援を頂き有難うございました。22位という目標を達成できたことは嬉しく思っている反面、ターゲットにしていた16位に届かず悔しい結果でもありました。しかしチームTOPでゴールした榎本晃大が学生連合チームに選出されたことは、1年間を通して選手全員が切磋琢磨して作り上げてきた成果であり、大きな自信に繋がりました。これを機に更にチームが勢いづいたので、より一層強化に力を入れていきたいと思います。

4年生

安田隼人(1:05:21 151位*チーム内2位) ※自己ベスト記録
私自身は最後の予選会となりましたが、完璧な結果とまではいかなくともこれまで培ったものを発揮し、やり切ることができました。またチームとして3年ぶりにチーム順位を上げ、4年間で初めて順位を上げることができました。今年は最終学年が1人で下級生が中心となるチームで順位を上げることができたので、更なる飛躍が期待できる年となりました。多くの支えや応援があったからこそ私自身ここまでやってくることができました。本当にありがとうございました。

3年生

飯塚歩(1:06:03 205位*チーム内5位)
応援ありがとうございました。3回目の予選会でしたが、初めて市街地に出るコースでたくさんの応援がありとても楽しい21.0975kmでした。チームは22位で最低限の目標をクリアすることができましたが、個人では、63分台、学連を狙っていただけにとても悔しかったです。来年は、100回の記念大会であり、競技生活ラスト1年なので今までの成果を最大限発揮し、目標である箱根駅伝をチームみんなで走れるようこの1年間頑張っていきます。

櫻井悠人(1:05:26 158位*チーム内3位)
去年の予選会は部としても個人としても納得のいかないレースであり、悔しい思いしか残りませんでした。そのため、この1年は去年の雪辱を果たすために、ハーフへの準備に全力を注ぎました。自身の結果としては65分26秒と個人としてはまだ納得のいかないタイムではありましたが、部の順位を上げることもでき、次につながるレースとなりました。この経験を活かし、来年はさらに良い結果を出します。

髙見智志(1:07:58 323位*チーム内11位) ※自己ベスト記録
当日は応援ありがとうございました。上級生という立場でありながらチームに貢献することができず、悔しい予選会となりました。しかし、チームとしては、やっと箱根の背中が見えてきたと感じる結果を残すことができました。良い走りをしてくれたチームメイトにはとても感謝をしています。次回の第100回大会では、必ずチームの追い風となる走りで貢献し、箱根駅伝本戦出場を掴み取ります。

竹原俊太郎(1:06:59 266位*チーム内7位)
3年目にして初めて順位を上げることができたのは素直に嬉しかったです。また、チームでの箱根駅伝出場が近づいてきていることを実感することができました。個人の走りとしては反省点が多く見つかったので、改善して来年は最終学年としてチームを引っ張り、さらに順位を上げられるように1年間練習していきます。

村木謙太(1:06:25 225位*チーム内6位) ※自己ベスト記録
応援ありがとうございました。今年の目標として予選会に出走するということを掲げ、1年間練習を継続してきました。本番では、コーチ陣から言われていたタイムよりも速く走れた点と冷静に状況判断をできていた点は良かった部分だと思います。しかし、チーム全体の成績を上げなければ箱根駅伝には出られないので、来年こそは「チーム力」をもっと上げて、今年のリベンジを必ず果たしたいと思います。そして、最上級生として今まで支えてもらった人に恩返しできる走りをします。これからも応援よろしくお願いいたします。

2年生

榎本晃大(1:04:40 94位*チーム内1位) ※自己ベスト記録・関東学生連合に選出
今回の予選会では、チーム最低目標である22位を達成し、自分自身の力を最大限に発揮することができました。今年は、昨年度の悔しい結果からチーム全体が大きく変わり、より強度の高い練習を積むことができました。特に、Aチームで走る先輩方は安定した練習を継続することができており、その背中を追いかけて、自分自身大きく成長することができたと感じています。来年度は、更に順位を上げて箱根駅伝本戦で走れるようにしていきます。沢山のご声援ありがとうございました。

栗原舜(途中棄権)
予選会に向けて夏から徐々に調子を上げていき、自信を持ってスタートラインに立てたのですが、今回の予選会は個人としては途中棄権という残念な結果に終わってしまいました。しかし、自分以外のメンバーが良い走りをしてくれたおかげで総合22位と昨年より順位を上げることができたため、今後に期待を持てる良いレースになったと思います。来年は、信頼を取り戻せるような走りをします。応援ありがとうございました。

箱田優馬(1:05:51 190位*チーム内4位) ※自己ベスト記録
今大会を振り返って、チームでは昨年より順位を8つ上げることができ、来年の箱根駅伝出場への兆しが見えた良いレースだったと思いました。個人では、タイムを稼ぐ立場であったにも関わらず不甲斐無い走りをしてしまいました。自己新記録は出せたものの、これまでやってきたことと結果がまだマッチしていないように感じました。来年は、自分もチームに貢献したいです。応援、サポートありがとうございました。

水口翔太(1:07:10 277位*チーム内9位) ※自己ベスト記録
今年も去年に引き続き、箱根予選会を走らせていただきました。去年は、悔しさしか残らない結果でした。ですが、今年は自分の力を十分に発揮することができたと同時に、自分がもっとタイムを伸ばすことができたら、来年こそは箱根駅伝本戦に、チームとして出場することも夢ではないのだと感じました。今年は動き出しが少し遅れた分、来年は練習を継続させて強い自分になって走ります。予選会の応援ありがとうございました。

1年生

丹野滉太郎(1:07:10 276位*チーム内8位) ※自己ベスト記録
初めての予選会ということもあり、前日は不安と緊張感が強くありましたが、予選会当日はリラックスして予選会を楽しんで走ることができたと感じています。自分自身まだまだ上を目指せると感じましたが、それと同時に自身の弱さも見つかったので、来年の予選会に向け1年かけて弱点を克服できるように努力していきます。応援ありがとうございました。

広井隆寿(1:07:44 309位*チーム内10位) ※初出走・自己ベスト記録
個人としては、初めてのハーフとなり10km過ぎから大きな失速をしてしまいました。自分の後半の11kmの粘りでチーム順位を1つ上げられたと思うととても悔いが残ります。今から怪我をせず練習を継続し、また同じ場でリベンジしたいと思います。来年は記念大会であり、チームとしても勢いが増してきているので、本気で箱根駅伝初出場を目指してこの1年も全力で競技に取り組んで参ります。応援ありがとうございました。


レース終了後、選手を代表して、4年生で唯一の出走となった安田隼人選手より「来年も自分以外の選手は残るので、さらに上の順位を目指して頑張ってほしい」と後輩たちへ向けたメッセージがありました。関東学生連合チームに選出された榎本選手の箱根駅伝の出走、また、陸上競技部のさらなる活躍に期待したいと思います。


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当日の様子は特設サイト内ギャラリーからもご覧いただけます

学生部

エントリーメンバー14名の集合写真
安田隼人選手の挨拶の様子
応援団による現地応援の様子

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