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昇格へ向けて頑張っています!

リーグ戦2007 第2節高千穂大学

10月8日(祝)戸塚グラウンドにて行われた、高千穂大学戦の試合レポートです。

天気予報は午後から雨。
11時キックオフの第一試合では、テントが立てられない程の突風。
前評判で高千穂大学が優勢とされ、嫌でも、波乱の試合が想像されました。
そして、今回の試合は、SAINTSにとって大きな意味をもっていました。


高千穂大学とは、まだSAINTSが2部にいた頃入れ替え戦で対戦しており、この敗退により現在属する3部リーグへ降格しました。
あれから5年、降格が決まったときにフィールドにいた者はいないものの、悔しさは後輩へと引き継がれてきました。
先輩のために、自分のために、後輩のために・・・。


13時30分キックオフ。
雨はやみましたが強く風が吹く中、SAINTSのベンチ裏には、応援のために多くのOB・ご父兄・後援会の方々がいらっしゃっていました。
全員の気持ちをのせ、SAINTSのキックで試合が開始しました。
高千穂大学最初のオフェンスシリーズは、ランプレー中心に展開しますが、ファーストダウン獲得を許さず攻守交替です。
SAINTSのオフェンス。
ファーストプレイはRB#31松本(3年)のランで13ヤード前進。幸先良いスタートを切ったものの、ダウン更新は続かずパントを蹴ります。
この後、それぞれのシリーズダウンの更新は出来ずに進み、1Qの中盤に試合は動きます。
タッチバックにより、20ヤードから攻撃を始めた高千穂大学の2nd Down。
RB#21秋山へのパスが決まり13ヤード獲得。
WR#11渡辺への25ヤードのパスで敵陣へ侵入。
さらにRB秋山のラン、14ヤード前進とダウン更新を重ねます。
ここで重い雰囲気を断ち切ったのが、DB#8小澤(3年)のインターセプト。
一気に観客席から声援が沸きました。
自陣15ヤードから攻撃を開始します。
3rd Downの攻撃、WR#24田口(1年)へのプレイアクションが決まり26ヤードゲイン。
次は、RB松本が10ヤード、22ヤードとダウン更新を重ね、敵陣23ヤードまで侵入します。
そして1st Downの攻撃。QB黒崎、ディフェンスのプレッシャーを受けながら放ったパスは、右サイドを駆け上がったWR小澤へ。
タッチダウン!!
TFPも決め、SAINTSが先制します。7-0。
しかし得点直後のキックカバー。高千穂大学リターナー#10水内に、45ヤードのリターンを許します。
再びピンチを招いたSAINTSですが、ディフェンス陣の粘りにより、これ以上の侵入は食い止めパントに持ち込みます。


第2Qに入り、自陣9ヤードから攻撃開始。
RB#2瀬崎とRB#21乗松の1年生コンビが刻み、WR小澤がダウンを更新するといったパターンで、リズムを作り始めます。
敵陣まで9ヤード地点での3rd Down。
QBキープでロングゲインかと期待されますが、不正なシフトによる反則で5ヤード罰退になります。
気を取り直して3rd Downリピートの攻撃、第2Qに入りフィールドポジションの交換により風下になっていたためか、WR小澤に投げられたパスは高千穂大学DB#19岩渕の胸元に入り攻撃権が移ります。
攻撃権を得た高千穂大学は、ロングゲインを狙いパスを投げますが、ここで亜細亜大学戦に続き2度目のインターセプトをDB#13河村(1年)が決めます。再びSAINTSの攻撃に移ります。
ファーストプレイ、RBに続き、WRも1年生の活躍が光ります。WR#82山口に22ヤードゲイン。しかしSAINTS、敵陣に入るものの、ここぞという時に阻まれパントとなります。
高千穂大の攻撃、終始パスプレーを試みますがダウン更新ならず。
そろそろ追加点が欲しいSAINTS。
フィールドポジションを決めるパントで、チャンスがめぐってきます。
センターがスナップしたボールはキッカーの足元に飛び、その地点でボールデッドとなります。エンドゾーンまで16ヤード。
客席の期待が高まる中での最初の攻撃。風が一瞬弱まったところを見逃さず投げたボールをWR小澤がキャッチし、本日2度目となるタッチダウンを決めます。
割れんばかりの歓声の中、TFPも確実にK#5深澤(3年)が決め14-0とリードを広げます。
前半も残りわずかとなり、高千穂大のオフェンスの反撃が始まります。
あっという間に、RB秋山とQB水内のランにより攻め込まれていきます。
ここですかさずSAINTSがタイムアウトを取り、勢いを断ち切ることを試みます。
しかしWR#49矢部のパス成功により自陣13ヤードまで許します。
4th Downまで粘りましたが、FGは免れられそうにありません。
FGかギャンブルか?の探りあいの末、高千穂大体勢を崩しながらも、WR矢部へのパスをつなげ、エンドゾーンに持ち込みます。
TFPも成功させ14-7と点差が縮まります。
失点後のキックリターンでは、リターナー#10吉岡(3年)が40ヤードのリターンを見せるものの、ここでタイムアップとなりました。




強い風はまだみられますが、雲がながれ少しずつ日差しが戻ってくる中、後半が開始されました。
両チーム後半最初のオフェンスシリーズは、10ヤード20ヤードと同じように反則を重ね、ダウン更新には及ばずパントを蹴ります。
SAINTSにとって向かい風の3Qは粘りどころです。
SAINTSのオフェンスでは、無理をせずリードを守り抜くために、じっくり時間を使ってダウン更新を狙います。
しかし、高千穂大も粘り、敵陣浅いところで攻撃権が移動します。その後SAINTSディフェンス陣も一歩も譲らず、パスを試みようとするところをどんどんプレッシャーをかけていきます。
一進一退を繰り返し、第3Qは終了します。


第4Q。
フィールドポジションを変え、続く高千穂大のオフェンスをパントにとどめると、更に点差を広げにかかります。
敵陣から始まったオフェンスシリーズは、反則で5ヤード罰退するもののWR田口への15ヤードのパスが決まります。
そして最後はまたしても、右サイドを駆け上がるWR小澤への32ヤードのタッチダウンパスが成功。
21-7(TFP成功)。
粘りの時間が長かったため、客席は前半にまして盛り上がりを見せます。
攻守交替し高千穂大の攻撃に移ります。
逆風のためパスを投げることが出来ず、時間を使うランプレーを選択するしかありません。
ダウン更新により、SAINTS陣内に攻め込むも、4th Downギャンブルは失敗に終わります。
SAINTSはリードを広げたものの、まだ油断は出来ません。
ランを中心にゆっくり時間を使った攻撃をします。
ここで痛恨のスナップミスによりファンブルロスト。
最後の最後になって嫌な雰囲気が漂います。


残り1分40秒。


ディフェンス陣そんな雰囲気を一気に払拭します。
LB#47西川(4年)による14ヤードをロスさせるQBサック。


残り46秒。


DL#61渡辺(2年)もそれに続きさらに7ヤードロス。


残り11秒。


高千穂大、ロングパスを試みるも、失敗。
ここで試合終了を告げる、ホイッスルが鳴り響き、SAINTSが大きな一勝を決めました。
最終スコアは21-7。
ご声援ありがとうございました。




リーグ戦も次の試合で折り返し地点となります。
引き続き、応援の程、よろしくお願い致します!!

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