【PRIME共催講演会】「シリア情勢~ジャーナリストとムスリムの視点から」
日時 2015年 1月 10日(土)14:00~17:00(13:30開場)
講演
14:00~15:30-「中東ジャーナリストとして見たシリアを巡る情勢」 川上泰徳氏
15:40~16:40-「ダマスカス留学6年のムスリムの思い」 前野直樹 氏
全体討議
16:40~17:00
会場 明治学院大学白金キャンパス 本館2階1255教室 http://www.meijigakuin.ac.jp/access/
参加費無料
※事前申込み不要
【講演者ご紹介・講演概要】
【川上泰徳 氏】(ジャーナリスト、元朝日新聞記者)
1956年長崎県生まれ。大阪外語大(現大阪大学外国語学部)アラビア語科卒。1981年朝日新聞入社。中東アフリカ総局員(カイロ)、エルサレム支局長を経て、2002~06年、中東アフリカ総局長。編集委員、論説委員、起動特派員などを経て、2013年6月から14年8月まで2度目の総局長。9月にカイロ駐在を終えて帰国し、2015年1月7日に朝日新聞を退社。今後はフリーランスのジャーナリストとして中東に拠点を移す予定。
今回の講演は、川上氏にとってフリーのジャーナリストとして初めての講演会となります。中東に拠点を移す前の貴重なタイミングで、お話していただきます。川上氏は、2011年の「アラブの春」前後にも中東に滞在し、シリア和平会議「ジュネーブ2」やダマスカス、更にトルコ側国境で反体制派の取材をされました。2014年に入って「イスラム国」が出現した際には、イラクやアルビルで取材、更にはシリア内戦を逃れてトルコ経由で違法にヨーロッパに移住しようとする若者たちの話もまとめられています。講演では、悪化するシリア情勢を中東の激動の文脈で考え、<「アラブの春」とシリア紛争>について現地で聞かれたエピソード等をお話いただきます。
【前野直樹 氏】(イスラミックサークルオブジャパン日本人部代表)
1994年、18歳で仏教からイスラームに改宗。在シリア・アラブ共和国ファトフ・イスラーム学院大学シャリーア(イスラーム法)学部卒。ムスリム名:アブー・ハキーム・アハマド。現在は会社員、伝統イスラーム学研究家、伝教師。著作に「イスラームの豊かさを考える」、「イスラームと女性(イスラーム信仰叢書7)」、「イスラーム私法・公法概説 家族法編」、「国家と情報」(いずれも共著)がある。「イスラーム日本定着を目指して」をモットーに、自分自身、家族、地域社会への伝教・教育活動の地道な継続を目標としつつ、二女三男の五人の子どもたちをいかにイスラーム大好き人間に育て上げるかが目下最大の課題。
今回の講演では、2000年から2006年までのシリアイスラーム留学期間中の思い出と現状に対する一人のムスリムとしての等身大の思いをお話していただきます。
共催 明治学院大学国際平和研究所 シリア支援団体・サダーカ
お問い合わせ先:シリア支援団体・サダーカ
TEL:070-1440-0019
Email: info@sadaqasyria.jp
http://www.sadaqasyria.jp/