春学期 【2024年度】現代平和研究1
授業概要 | |
この授業は、広島・長崎への原爆投下から今日までの核状況に関する基礎知識を確かなものにするとともに、どのような形で自分が平和に貢献できるかを学び、考えるためのものである。なお、この授業は明治学院大学国際平和研究所が提供するもので、広島市・長崎市・(公財)広島平和文化センターが普及を図っている「広島・長崎講座」にも認定されている。各回に掲げられたテーマについて、複数の講師がリレー方式で担当するので、それをよく消化し、自らの問題意識を持ってもらいたい。 |
到達目標 | |
1.広島・長崎での被爆および現在に至る核状況について、十分な知識を得る。 2.被爆及び核の問題を、自分にひきつけてとらえることができる。 3.核の問題を、未来にわたる全人類の問題としてとらえることができる。 4.現在および未来の平和のために、自分にどのようなことができるかを積極的に考えることができる。 |
授業計画(日程・テーマ等変更の可能性あり、敬称略) | |
第1回 4/11 ~第1部 広島・長崎まで~ ガイダンス・イントロダクション/篠崎 美生子(明治学院大学教養教育センター教員、PRIME主任) | |
第2回 4/18 原爆開発への経緯、核兵器の特徴/篠崎 美生子(明治学院大学教養教育センター教員、PRIME主任) | |
第3回 4/25 戦争も核兵器もない世界を求めて きのこ雲の下の体験を次世代につなぐ/児玉 三智子(日本原水爆被害者団体協議会 事務局次長) | |
第4回 5/2 ~第2部 世界に広がる被爆~ 広島、長崎の原爆投下「その前」と「その後」―世界の核被害者を視野に収めてー/竹峰 誠一郎(明星大学人文学部教授) | |
第5回 5/9 長崎で被爆した「日本人」以外の人々/平野 伸人(平和活動支援センター 所長) | |
第6回 5/16 ビキニ事件とその後の日本社会/安田 和也(第五福竜丸展示館学芸員) | |
第7回 5/23 ビキニ事件と文化/市田 真理(第五福竜丸展示館学芸員、PRIME研究員) | |
第8回 5/30 第2部までをふりかえる/篠崎 美生子(明治学院大学教養教育センター教員、PRIME主任) | |
第9回 6/6 ~第3部 被爆とともに生きる~ 「被爆者」の誕生ーー法制度と運動を中心に/直野 章子(京都大学人文科学研究所教授) | |
第10回 6/13 「原爆の図」と核時代の歴史/岡村 幸宣(原爆の図丸木美術館 学芸員・専務理事) | |
第11回 6/20 第2.3部をふりかえる/篠崎 美生子(明治学院大学教養教育センター教員、PRIME主任) | |
第12回 6/27 ~第4部 今できること~ 被爆前の日常をよみがえらせる/林田 光弘(長崎大学核兵器廃絶研究センター特任研究員) | |
第13回 7/4 水俣、福島 ー 傷ついた人々とともにー/岡田 仁(明治学院大学教養教育センター教員) | |
第14回 7/11 自分にできること/篠崎 美生子(明治学院大学教養教育センター教員、PRIME主任) | |
第15回 7/18 総括/篠崎 美生子(明治学院大学教養教育センター教員、PRIME主任) |
教科書 | |
なし |
参考文献 | |
河勝重美ほか編『ヒロシマ・原爆地獄 ヒロシマ生き証人の語り描く一人ひとりの生と死(日英版)』ヒロシマ「原爆地獄」を世界に弘める会 2011、岡村幸宣『非核芸術案内:核どう描かれてきたか』岩波ブックレット 2013、ほか |
関連URL | |
http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/ |
備考 | |
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〒108-8636 東京都 港区 白金台 1-2-37
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