秋学期 【2018年度】現代平和研究3
学習目標 | |
人道的な危機に対する国際社会の取り組みを、その現実と理論を含む、多様な視点で理解する力を養うこと。 |
講義概要 | |
世界各地で絶えることのない武力紛争や市民に対するさまざまな暴力。それを私たちはどのように考え、それにどのように向き合うことができるのか。明学赤十字講座として開催されるこの授業では、代表的な国際人道支援である赤十字運動を生み出す背景となった国際政治と国際人道法を学ぶとともに、赤十字運動をはじ めとする、今日のさまざまな人道支援活動の取り組みを見ていく。そして、現在の国際社会において人道支援活動が直面している数多くの困難も含めて、それに対する国際社会、政府、市民の関わり方を考えて行く。各回の具体的な内容については、授業開始時にあらためて指示する。 |
講義概要 (1/11テーマ・担当者変更(12.20付)、敬称略) | |
第1回 9/21 戦争と平和―国際機構・国際法の挑戦/阿部 浩己(国際学部教授、PRIME所員) | |
第2回 9/28 戦争と法/東澤 靖(法学部教授、PRIME所員) | |
第3回 10/5 赤十字社運動の成り立ちと現在/堀 乙彦(日本赤十字社) | |
第4回 10/12 人道支援の基本理念とボランティアの役割/田中 康夫(日本赤十字社) | |
第5回 10/19 国際人道法と人道支援活動/東澤 靖(法学部教授、PRIME所員) | |
第6回 10/26 紛争地で人道支援を担う赤十字国際委員会/眞壁 仁美(ICRC) | |
11/2 【白金祭にて休講】 | |
第7回 11/9 紛争下の性暴力を考える/渡辺 祐子(教養教育センター教授、PRIME所員) | |
第8回 11/16 難民を保護するための取り組み/可部 州彦(教養教育センター研究員) | |
第9回 11/23 軍縮と人道:核兵器禁止条約の挑戦/高原 孝生(国際学部教授、PRIME所長) | |
第10回 11/30 国際刑事裁判で行われてきたこと―その発展と今後の課題―/河島 さえ子(旧ユーゴスラビア国際刑事法廷・元法務官、ニューヨーク州弁護士) | |
第11回 12/7 先住民族・少数民族の権利と保護/木村 真希子(津田塾大学准教授) | |
第12回 12/14 武力紛争と子ども/西口 祐子または宮脇 麻奈(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン) | |
第13回 12/21 大規模人道被害に対する国際社会の取り組み/東澤 靖(法学部教授、PRIME所員) | |
第14回 1/11 特別講義 2018年ノーベル平和賞-紛争下の性暴力への世界の取り組みは、今-/渡辺美奈(アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)館長) |
参考文献 | |
特になし。 |
成績評価の基準 | |
各回の授業への参加及び討論への参加30%、授業終了時に指示するレポートの評価70%。 |
関連URL | |
http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/ |
備考 | |
学内者・学外者の聴講も歓迎です。
〒108-8636 東京都 港区 白金台 1-2-37
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開室時間: 平日10:00~18:00
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8号館 3階
TEL: 045-863-2203 FAX: 045-863-2205
開室時間: 平日10:00~18:00
E-MAIL: prime[at]prime.meijigakuin.ac.jp
“[at]”部分を半角の“@”に変更してメールをお送りください。