秋学期 【2021年度】現代平和研究3
学習目標 | |
国際人道法の知識だけではなく、その考え方を身につけること、そして実際の紛争に対する分析の方法を身につけること。 |
講義概要 | |
世界各地で絶えることのない武力紛争や市民に対するさまざまな暴力。それを私たちはどのように考え、それにどのように向き合うことができるのか。この授業では、武力紛争や重大な人権侵害が耐えることのない国際社会において、それを規制しようとする国際人道法の全体像と今日の世界で果たす役割を学びます。授業は、①通常の講義と、②外部講師による特別講義の組合せで実施する。(①では、担当者による発表、ディスカッション、解説を含みます。②では、日本赤十字社の講師などを招いて、人道支援活動の実際を学びます。) |
講義概要(敬称略・講義予定は変更の可能性あり) ※今年度は、法学部グローバル法学科の「国際人道法」の講義と合わせて開講されます。 「特別講義」以外は全て、コーディネーターの東澤靖教授(法学部教員、PRIME所員)の担当となります。 |
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第1回 9/24 国際人道法とは何か:歴史と国際人道法の射程 | |
第2回 10/1 武力紛争法(1):法源、基本原則、個人の地位 | |
第3回 10/8 特別講義①:国際赤十字運動/堀 乙彦(日本赤十字社) | |
第4回 10/15 武力紛争法(2):攻撃対象の規制 | |
第5回 10/22 武力紛争法(3):戦闘の方法及び手段・兵器の規制 | |
第6回 10/29 特別講義②:赤十字国際委員会の活動/眞壁 仁美(赤十字国際委員会(ICRC)) | |
第7回 11/5 武力紛争法(4):傷者、病者及び難船者の保護 | |
第8回 11/12 武力紛争法(5):文民の保護と占領 | |
第9回 11/19 特別講義③:人道支援の基本理念とボランティアの役割/田中 康夫(日本赤十字社) | |
第10回 11/26 特別講義④:武力紛争と子ども/藤井 麻衣子(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン) | |
第11回 12/3 武力紛争法(6):履行確保の手段 | |
第12回 12/10 特別講義⑤:武力紛争とジェンダー暴力/本山 央子(立命館大学アジア日本研究所) | |
第13回 12/17 重大な人権侵害への規制:ジェノサイド、人道に対する犯罪 | |
第14回 12/24 国際的な個人の刑事責任の追及 | |
第15回 1/7 まとめと質疑応答 |
教科書 | |
東澤 靖 『国際人道法講義』(東信堂、2021年) |
成績評価の基準 | |
授業への参加と貢献(リアクションペーパー/担当の発表を含む)50%、期末試験50% |
関連URL | |
http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/ |
備考 | |
対面授業とオンラインのハイブリッド開講となります。学内者・学外者の聴講も歓迎ですが、オンライン参加のみの申込制とします。参加ご希望の方は、国際平和研究所代表(prime@prime.meijigakuin.ac.jp)までお問い合わせください。 |
〒108-8636 東京都 港区 白金台 1-2-37
本館 9階
TEL: 03-5421-5652 FAX: 03-5421-5653
開室時間: 平日10:00~18:00
〒244-8539 神奈川県横浜市戸塚区上倉田町1518
8号館 3階
TEL: 045-863-2203 FAX: 045-863-2205
開室時間: 平日10:00~18:00
E-MAIL: prime[at]prime.meijigakuin.ac.jp
“[at]”部分を半角の“@”に変更してメールをお送りください。