後援研究会
アジアにおける人の移動は、東南アジア・南アジアから日本を含む東アジアの流れとアジア域内の流れがあります。
今回は、とくに東南アジアから、2019年4月より新たな在留資格創設という移民レジームの規制緩和をした日本への人の移動・移住労働についての課題をとりあげ、公正な社会のための開発課題を考えます。
【プログラム概要】
●問題提起
「人の移動に関する開発課題―SDGsと移民のグローバル・コンパクト」
/齋藤百合子氏(明治学院大学国際平和研究所 研究員)
●報告1
「移民レジームの規制緩和とケアのグローバル化」
/小川玲子氏(千葉大学 社会科学研究院 准教授)
●報告2
「メコン地域からの日本への移住労働の期待と現実」
/針間礼子氏(Mekong Migration Network コーディネーター、Asian Migrant Centre 事務局長)
●報告3
「技能実習生のリプロダクティブ・ヘルス/ライツから見える課題」
/安藤真起子氏(NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)事務局次長)
●対象:研究者、NGO関係者、一般、学生。
●参加費:無料
●定員:50名。下記フォームよりお申込みください。
【報告者紹介】
●小川玲子氏:
国際交流基金アジアセンターや九州大学比較社会文化研究院准教授を経て現職。専門は社会学、移民研究。移民政策学会理事、千葉市男女共同参画審議会委員、国際子ども権利センター理事、早稲田大学アジア太平洋研究科客員センター員、JICAジェンダー主流化研修講師など。近刊にGender, Care and Migration in East Asia (Palgrave Macmillan, 2018,共編著)、Women, Work and Care in Asia-Pacific (Routledge, 2017, 共著), Guest Editor, Special Issue: Migration and Care, Asia Pacific Journal of Social Work and Development, Vol. 27:3-4, 『小さな民のグローバル学 共生の思想と実践を求めて』(上智大学出版、2016、共著)等。
●針間礼子氏:
Mekong Migration Network コーディネーター、Asian Migrant Centre 事務局長 。1999年より香港にあるAsian Migrant Centre (AMC)にてリサーチコーディネーターとして勤務、2010年に事務局長に任命される。一方、2003年、AMCが立ち上げたプロジェクトがきっかけでMekong Migration Network (MMN)が創設された当初から今日までコーディネーターとしてネットワークの強化に努める。 MMNは大メコン圏の移住労働者及びその家族の権利向上を目的に、共同研究・啓蒙・ネットワーキング等の活動をするNGO及び研究機関の地域ネットワーク。
●安藤真起子氏:
2004年より横浜の寄場・寿町を拠点とするNGO(カラバオの会)を通して外国人労働者支援の運動に参加。非正規滞在者の支援に多くたずさわる。2017年4月より移住連勤務、事務局次長。
【主催】国際開発学会「人の移動と開発」研究部会
【共催】科研費研究「人身取引防止に関する社会開発論的研究」(代表者:齋藤百合子)
科研費研究「移住女性とSDGs:セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルスへのアクセス」(代表者:田中雅子)
【後援】明治学院大学国際平和研究所
明治学院大学国際平和研究所 齋藤百合子 yurikos@k.meijigakuin.ac.jp
〒108-8636 東京都 港区 白金台 1-2-37
本館 9階
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開室時間: 平日10:00~18:00
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開室時間: 平日10:00~18:00
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