合評会
「向こう岸」からみた戦争と平和:1950年代の日中関係から現在を視野に
同じ「平和」「平和外交」といった言葉を使っていても、敵対関係を煽る「平和」もあれば、敵対関係の縮減・友好関係の拡大による平和創出も見られます。日本の「平和外交」はいかなる性格を持つものでしょうか。
軍事ではなく外交こそ戦争を回避する道だと主張する日本の平和勢力、「リベラル」勢力の間でも、朝鮮民主主義人民共和国や中国、韓国などを〝得体の知れない存在〟〝話が通じない存在〟〝対話が困難な相手〟という前提に深く囚われていることが盲点になっているように感じられます。
抑止力信仰や単なる対話外交にとどまらないオルタナティブな平和観/戦争観を見出すことが、混迷する現代における平和研究の使命であると考え、プロジェクト・メンバーの石田研究員・張所員が昨年末に刊行した『新中国の戦犯裁判と帰国後の平和実践』(社会評論社刊)を叩き台にして、新中国から見た戦争と平和、および現在の情勢について検討したいと思います。明治学院大学国際平和研究所(PRIME)と日本華人教授会との共催で合評会形式を取りますが、評者の関心を前面に出した自由な研究討論会にしたいと思います。
日時: 3月26日(日) 16:00~18:30
場所: 明治学院大学白金キャンパス本館3階1307教室 ※対面のみ
申込み: 要 こちらのURLよりお申し込みください。
https://forms.gle/2q6KxztPp8CojE6u7
※ご来学の際は、マスク着用・手指消毒・フィジカルディスタンスの確保にご協力をお願いいたします。
※時勢柄、事前登録のご協力をお願いいたします。
参加費: 無料
使用言語: 日本語
<プログラム(予定)>
開会あいさつ・趣旨説明: 張 宏波(明治学院大学教養教育センター教授、PRIME所員)
共催あいさつ: 段 瑞聡(慶應義塾大学教授、日本華人教授会議代表)
合評者1: 松野 誠也(PRIME研究員)
合評者2: 祁 建民(長崎県立大学教授・日本華人教授会議)
著者リプライ1/「応答および1950年代の関連史料紹介」: 石田 隆至(PRIME研究員)
著者リプライ2/「応答および今後の展望」: 張 宏波(明治学院大学教養教育センター教授、PRIME所員)
コメントと展望: 朱 建榮(東洋学園大学教授、日本華人教授会議)
まとめと閉会挨拶: 鄭 栄桓(明治学院大学教養教育センター教授、PRIME主任)
共催: 明治学院大学国際平和研究所(研究プロジェクト「『向こう岸』からみた朝鮮戦争」)、日本華人教授会議
明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
■TEL:03-5421-5652 ■FAX:03-5421-5653
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■E-MAIL:prime@prime.meijigakuin.ac.jp
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TEL: 03-5421-5652 FAX: 03-5421-5653
開室時間: 平日10:00~18:00
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8号館 3階
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開室時間: 平日10:00~18:00
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