研究会
関東大震災時の朝鮮人虐殺、新資料から読み解く——姜徳相・山本すみ子共編『神奈川県関東大震災朝鮮人虐殺関係資料』をめぐって
日時:2024年3月16日(土)13時30分開会(17時30分終了予定)
場所:明治学院大学白金校舎 本館10階大会議場
申込み: 不要(*対面参加のみ) 学内外どなたでもご参加いただけます。
参加費: 無料
使用言語:日本語
関東大震災発生から100年を迎えた昨年、震災時の朝鮮人虐殺に関する資料集『神奈川県関東大震災朝鮮人虐殺関係資料』(姜徳相・山本すみ子編、三一書房)が刊行されました。
この資料集には、虐殺への軍隊の関与を示す「神奈川方面警備部隊法務部日誌」や自警団に関する報告、横浜の虐殺に関する証言集に加えて、朝鮮史研究者である故・姜徳相氏が古書店より入手した新発見の文書「震災に伴う朝鮮人並びに支那人に関する犯罪及び保護状況その他調査の件」が収録されています。
この文書は神奈川県知事が内務省警保局長にあてた報告書とみられ、神奈川県内で起きた59件の朝鮮人殺傷事件の概要等が記載されています。神奈川県内の朝鮮人被虐殺者は2名、横浜では0名とする震災直後の政府発表を覆す内容が含まれていることから、新聞をはじめ大きな注目を集めましたが、虐殺の全体像の解明にあたり本資料集が有する意義の本格的な検討は今後の課題として残されています。
明治学院大学国際平和研究所(PRIME)では、こうした課題に応えるべく、関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会とともに公開研究会を開催いたします。震災時の朝鮮人虐殺問題に関心を寄せる、多くの方にご参加いただければ幸いです。
<プログラム>
13時00分 開場
13時30分〜13時40分 開会宣言と趣旨説明:鄭栄桓(PRIME所員)
13時40分〜14時00分 共催団体挨拶:山本すみ子(関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会)
14時00分〜14時45分 報告(1):前田朗(東京造形大学)「震災朝鮮人虐殺のタブー・摂政裕仁の責任をめぐって」
14時45分〜15時30分 報告(2):愼蒼宇(法政大学)「神奈川における朝鮮人虐殺の背後にある植民地戦争経験を読み解く」
15時30分〜15時45分 休憩
15時45分〜16時05分 コメント(1):藤野裕子(早稲田大学)
16時05分〜16時25分 コメント(2):李圭洙(東農文化財団姜徳相資料センター)
16時25分〜17時25分 質疑応答と総合討論
17時25分〜17時30分 閉会挨拶
※当イベントの取材を希望される報道関係者の方は、必ず事前に下記お問い合わせ先宛てにご一報ください。
主催:明治学院大学国際平和研究所(PRIME)研究プロジェクト「多文化主義と分極化」
共催:関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会
明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
■TEL:03-5421-5652 ■FAX:03-5421-5653
■URL:http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/
■E-MAIL:prime@prime.meijigakuin.ac.jp
〒108-8636 東京都 港区 白金台 1-2-37
本館 9階
TEL: 03-5421-5652 FAX: 03-5421-5653
開室時間: 平日10:00~18:00
〒244-8539 神奈川県横浜市戸塚区上倉田町1518
8号館 3階
TEL: 045-863-2203 FAX: 045-863-2205
開室時間: 平日10:00~18:00
E-MAIL: prime[at]prime.meijigakuin.ac.jp
“[at]”部分を半角の“@”に変更してメールをお送りください。