開催日 | 12月15日(土)、12月22日(土) |
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時間 | 13:00-16:00 |
会場 | 白金キャンパス 本館9階92会議室 |
主催 | キリスト教研究所 |
12月15日(土)開催 | 「戦中戦後の賀川豊彦―海外資料に関する雑感」 講師:安田 常雄 氏(国立歴史民俗博物館教授) |
概要 | よく知られているように、戦時下から占領期についての賀川豊彦については多くの謎に包まれている。 また日本側の賀川評価と海外の賀川評価は大きく分裂し、その評価がどのように収斂するかもよく見えない。 そのなかで昨年から本年にかけて刊行された、米沢和一郎氏の『賀川豊彦の海外資料ⅠⅡ』(明治学院大学キリスト教研究所、2006-7)は、永年にわたる綿密な海外調査の報告集であり、合わせて戦時下の賀川評価に関する実に多様な問題提起を含んだ労作といえるだろう。 今回の報告は、この資料集の大きな主題でもある戦時下の平和運動を中心に、近現代思想史と社会運動史から補助線を引いて、賀川豊彦の果たした歴史的意味の一端を考えてみたい。 |
12月22日(土)開催 | 「賀川豊彦の原点―詩魂の彷徨―」 講師:岡﨑 一 氏(首都大学東京大学院教授) |
概要 | 賀川は、作家活動、キリスト教宣教活動、労働運動、協同組合運動、社会福祉事業というように、多彩な経歴を有しているが、このような個別的角度から賀川を把握しようとした場合、賀川の全体像は必然的に見えにくくなる。 賀川の驚異的諸活動の紐帯をなすものはキリスト教精神と通常考えられていることと思われるが、それよりも前に生来の柔軟な詩人的感性に着目すべきであろう。そのような視点から、当講演では詩集を主テクストとして取り上げ、賀川の原点としての詩魂が如何なるものであったのかを検討し、その詩魂がその後の賀川の諸活動と如何なる関係を有したのかについて言及したい。 |
*いずれも要予約 | キリスト教研究所へご予約ください |
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