開催日 | 2009年12月5日(土) |
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時間 | 13:30~15:30 |
会場 | 明治学院大学白金校舎本館9階キリスト教研究所 |
主催 | 明治学院大学キリスト教研究所 |
講演紹介 | 芥川龍之介は、若き晩年、福音書のイエスとその生涯にひかれ、『西方の人』『続西方の人』を書き、三五年間の自らの生涯を描いた『或阿呆の一生』の完成の一カ月後、エマオの旅人に目を向けながらも自殺してしまう。一方、椎名麟三は、『深夜の酒宴』『永遠なる序章』『赤い孤独者』と絶望の深まりの果てに、〈復活のイエス〉と劇的に出会い、回心の瞬間を体験する。この二人の対照的な文学を、〈復活〉を光源に見つめ直してみたい。 |
講師紹介 | 小林孝吉(こばやし たかよし) (文芸評論家・明治学院大学キリスト教研究所協力研究員) 1953年長野県生まれ。1975年明治学院大学文学部英文学科卒業。 「千年紀文学」編集人。 〈著書〉 『椎名麟三論 回心の瞬間』(菁柿堂、1992年)、『存在と自由―文学半世紀の経験』(皓星社、1997年)、『滝沢克己 存在の宇宙』(創言社、2000年)、『記憶と文学―「グラウンド・ゼロ」から未来へ』(御茶の水書房、2003年)、『記憶と和解―未来のために』(御茶の水書房、2009年)他。 |
お問い合わせ先明治学院大学キリスト教研究所TEL:03-5421-5210 FAX:03-5421-5214 E‐MAIL:kiriken@chr.meijigakuin.ac.jp |