開催日 | 2009年11月14日(土) |
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時間 | 14:30-16:30 |
会場 | 明治学院大学白金校舎2302教室(2号館3階) |
主催 | 芸術学科美術史系列 |
20世紀初頭から第二次世界大戦まで、西洋絵画は大きな革命の道を歩みました。ピカソのキュビスム、マティスのフォーヴ、モンドリアンやカンディンスキーの抽象、デュシャンのレディ・メイド作品などなど。ドイツ・スイスで活躍したパウル・クレー(1879-1940)は、こうしたアーティストのなかで、人間にとって最も本質的なイメージを追究しました。「生まれ」、「育ち」、「老い」、「死ぬ」ことです。 愚かな聖人、賢いネコ、思索する植物、追い詰められた天使──私たちが日々、出会っている存在ではないでしょうか。クレーの世界を一緒に散歩しましょう。 |
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講師紹介 | 前田富士男(西洋近代美術史・芸術学) 1944年生。1974年慶應義塾大学大学院文学研究科修了後、神奈川県立近代美術館、DAAD(ドイツ政府学術交流会)によるボン大学留学、北里大学、慶應義塾大学文学部教授をへて、現在は、慶應義塾大学名誉教授/女子美術大学理事/日本学術会議会員。著訳書:『朝日美術館・パウル・クレー』(編著、朝日新聞社、1995)。『ゲーテ・色彩論(完訳版)』(共訳、工作舎、1999)。『伝統と象徴──美術史のマトリックス』(編著、沖積舎、2003)。『パウル・クレー──絵画のたくらみ』(共著、新潮社、2007)。『心の探究者としてのパウル・クレーPaul Klee als Se』lenforscher』(編著、慶應義塾大学出版会、2007)ほか。 |
入場無料 | |
お問い合わせ先明治学院大学芸術学科共同研究室Tel: 03-5421-5380 |
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関連リンクhttp://www.meijigakuin.ac.jp/~art/news/event/index.html">http://www.meijigakuin.ac.jp/~art/news/event/index.html |