開催日 | 2010年12月11日(土) |
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時間 | 13:30-16:00 |
会場 | 明治学院大学白金校舎本館9階キリスト教研究所 |
主催 | キリスト教研究所 |
第3回公開研究会 (13:30-14:40)「椎名麟三未発表創作ノート(1943(昭和18)年」(1)『男の悲劇ノート』挿話―(少年時代) (2)『光靜かなるところ』 | 前回2009年7月の研究会では、昭和34年から35年にかけての取材ノートについて論じたが、今回は昭和17年~18年の未発表「創作ノート」をとりあげる。記述された少年時代の瑞々しい発想が、その後の彼の小説の原点にあることがうかがえて貴重であり、このノートを通して椎名文学への理解と親しみを深めたい。 |
講師 | 丸山義王(キリスト教研究所協力研究員) |
第4回公開研究会 (14:50-16:00)「埴谷雄高『死霊』と椎名麟三の文学」 | 椎名麟三も埴谷雄高も、ともにドストエフスキーの〈神〉と〈自由〉の問題から出発し、椎名麟三は『邂逅』へ、埴谷雄高は『死霊』へと、その世界は対照的に見える。今回は、とくに「《最後の審判》」などの章をもつ埴谷雄高の『死霊』全9章を読み解きつつ、椎名文学との接点にある〈希望〉を見つめ直してみたい。 |
講師 | 小林孝吉(文芸評論家・キリスト教研究所協力研究員) |
お問い合わせ先明治学院大学キリスト教研究所〒108-8636東京都港区白金台1-2-37 TEL:03-5421-5210 FAX:03-5421-5214 E-mail:kiriken@chr.meijigakuin.ac.jp |