開催日 | 2011年1月28日(金) |
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時間 | 13:00-16:00 |
会場 | 白金校舎キリスト教研究 |
主催 | キリスト教研究所 |
講師 | 谷中輝雄(仙台白百合女子大学教授、社団法人やどかりの里会長) |
谷中輝雄って誰ですか | 「1970年代、日本の精神医療の世界では、精神病院への社会的入院が問題になっていました。社会的に受け入れ体制がなく、治療は投薬のみという精神障害者の多くが、地域に戻ることができず長期入院を余儀なくされていました。こうした精神障害者が地域で生活できるように支援していったのが、やどかりの里です。当時の精神医療の世界では、閉鎖病棟もやむなし、行くところがない以上入院を続けるというのが常識化しており、その中で劣悪な環境や強制労働、治療という名目の元での拷問(電気ショック療法の悪用)、虐待などを行っていた病院があったそうです。また、20年以上にも及ぶ入院で社会生活能力が失われるといった問題もありました。こんな中で、ドクターとして精神医療のあり方、また地域とのコミュニケーションや受け入れ体制の充実による状況の変化を企図し、多くの精神障害のある人たちが社会で生活できるよう支援していったのが、谷中さんを筆頭としたやどかりの里の活動でした。今ではあたりまえの概念になっているノーマライゼーションですが、その実現に向けて、公的支援もない中で頑張ってこられた偉人です。」(Yahoo!知恵袋より引用) なお、谷中氏はその貢献に対し、1999年に「朝日社会福祉賞」を、2003年には「厚生労働大臣表彰」を受けています。 |
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