開催日 | 2014年7月12日(土) |
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時間 | 13:00~17:00 (開場12:30) |
会場 | 明治学院大学白金校舎 2301教室 |
主催 | 明治学院大学文学部芸術学科 |
GUEST | 呉徳洙(オ・ドクス) 映画監督 1941年、秋田県鹿角市生まれ。1965年、早稲田大学卒業。1966年、『白昼の通り魔』(1966)の助監督を務め、その後も数本の大島渚監督作品に助監督として携わる。1968年、東映東京制作所に入所。『キイハンター』(1968-1973)、『プレイガール』(1964-1974)などのテレビ作品を手がける。制作プロダクションOH企画を設立し、1984年には、在日外国人に対する差別と管理の象徴である外国人登録法の指紋押捺制度に対する運動を描いた『指紋押捺拒否』を発表。以後、在日を多面的に捉えていく膨大な作業に着手し、戦後在日50年を記念して作られた『在日』は在日史のみならず、戦後日本史とも評される作品である。現在は『在日パート2』を構想計画中。 李相日(リ・サンイル) 映画監督 新潟県生まれの在日コリアン三世。日本映画学校(現・日本映画大学)の卒業制作作品『青~chong~』がぴあフィルムフェスティバルでグランプリを含む史上初の4部門を独占。ぴあスカラシップ作品として制作された『BORDER LINE』で高い評価を得て、原作・村上龍×脚本・宮藤官九郎『69 sixty nine』の監督に抜擢。『スクラップ・ヘブン』の後、『フラガール』で、第80回キネマ旬報ベストテン・邦画第1位及び第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞および文化庁芸術選奨新人賞を受賞。2010年『悪人』では、第34回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞。最新作『許されざる者』(2013年)ではクリント・イーストウッド監督・主演の西部劇映画『許されざる者』(1992年)を大胆にアレンジ。明治の日本に舞台を変え、話題をさらった。 崔盛旭(チェ・ソンウク) 映画研究者 1969年、韓国生まれ 2009年、明治学院大学大学院文学研究科博士後期課程修了 著書に「今井正 戦時と戦後のあいだ」(図書出版クレイン、2013年)がある。 |
シンポジウムにあたって | 日本映画は世界的にも長い歴史と伝統を持っている。しかし日本映画を作ってきたのは日本人だけではない。韓国(朝鮮)人、中国人、台湾人、そしてアメリカ人、カナダ人など、多くの外国人の映画人が日本映画を作ってきた。特に日本統治時代から多くの韓国(朝鮮)人が、監督、脚本、俳優として日本映画に参加し、戦後も、そして現在も多くの「在日」映画人が活躍している。彼らの参画が日本映画にもたらした影響は決して小さなものではない。日本映画をエスニシティーの観点から観なおす作業が必要とされているのである。 |
当日プログラム | 13:00-13:05 挨拶 斉藤綾子 |
アクセス | 都営浅草線「高輪台」駅、南北線「白金台」駅下車徒歩10分 JR「目黒」駅、「品川」駅より都バス(品93系統)で10分 |
お問い合わせ先明治学院大学文学部芸術学科TEL:(03)5421-5380 |
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