<基調講演>10:00~12:00 いきいきとゆたかな実践を続けるために-ソーシャルワーカーのためのメンタルヘルス基礎講座- 講師:天笠 崇(代々木病院 精神科医)
*基調講演のみの参加も受け付けます(基調講演オープン参加)。後半をご覧ください。
◆基調講演講師:天笠崇(あまがさたかし)先生のご紹介 代々木病院精神科科長 1961年生まれ 東京医科歯科大学医学士(MD)、京都大学医学部大学院公衆衛生学修士(MPH)・社会健康医学博士(DrPH)。医療法人財団東京勤労者医療会みさと協立病院精神科勤務等を経て、2009年より代々木病院勤務の傍ら、併設されているEAPケアシステムズの顧問や働くもののいのちと健康を守る東京センターの理事長でもいらっしゃいます。医師として専門領域の学会所属はもちろんですが、家族研究や精神障害者リハビリテーション学会、SST普及協会でも要職の任務を担ってくださっています。人が人としての尊厳を失うことなく、住んでいる地域社会で自分らしく生活できるように、とりわけ働く従業員支援にご尽力されています。主な著書に「成果主義とメンタルヘルス 新日本出版社2007年発行」など多数の著書や論文があります。
<ワークショップ>13:00~15:30 ●ワークショップA「自分を育てる」 この春から、新人ソーシャルワーカーとして歩みはじめた「1年目」ソーシャルワーカーのみなさん、日々の実践に、どのように向きあっていらっしゃいますか? このワークショップでは、同じ1年目ソーシャルワーカーの参加者同士の相互交流を通じて、日々の実践を振り返り、自分自身を見つめ直しながら、「自分を育てる」土壌を耕すひとときを、共に過ごしていきます。 それぞれの想い、願いを語り合う中で、明日の自分を成長させる新たな気づきをたくさん持って帰っていただきたいと思います。 ぜひご参加ください!
*対象:社会福祉実践家としての経験1年以下の新人のみなさん
コーディネーター:明治学院大学 新保美香
●ワークショップB「チーム(職場)を育てる」 一定の経験を重ねると職場環境にも精通し、実践も一通りこなせるようになります。しかし一方で、自分だけが空回りしている、支援しているのに成果がみられない、所属機関とのジレンマなどなど、悩みも尽きなくなります。ある実践家は転職を繰り返したり、バーンアウトして働く意欲を無くしてしまうこともあるようです。 所属機関のチームの一員として、働き甲斐のある職場とはどのような環境を指すのでしょうか。他の多くの実践家は、危機に直面した時をどのように乗り越えて実践活動を続けてこられたのでしょうか。 本ワークショップでは、情報交換を通して、お互いの気づきを共有し、元気の出る「チーム(職場)を育てる」力を学び、明日に活かしていただきたいと思います。職場におけるご自身のあり方について関心のある方の参加をお待ちします。
コーディネーター:明治学院大学 八木原律子
●ワークショップC「地域を育てる」 日々の実践の中で、地域の人々と一緒に様々な課題解決をしていきたいと考えていても、具体的にどのように働きかけていけばいいのかわからない、働きかけたとしてもなかなか賛同者が得られない、ということはありませんか? 「コミュニティ・オーガナイジング」は、普通の市民が立ち上がり、その持てる力をコミュニティのために結集し、社会の仕組みを変えていくことを目指すものです。本ワークショップでは、その出発点である、リーダーシップを発揮する話し方を学びます。これは2008年の米国大統領選挙でバラク・オバマの選挙参謀として初の黒人大統領を誕生させたことで有名な、ハーバード大学ケネディスクールのマーシャル・ガンツ博士が考案した方法論で、「なぜ自分は行動を起こしたのか」、自身のストーリーを語って聞き手の共感を呼ぶ「ストーリー・オブ・セルフ」に重点を置き、演習を通して学んでいきます。
講師:コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン理事 小田川華子 コーディネーター:明治学院大学 榊原美樹
◆小田川華子(おだがわはなこ)先生のプロフィール 大阪府出身。大学院時代から10年間、京都にて路上生活者支援活動にかかわり、公的な制度によって救われない人々に対して支援をするだけでなく、社会に働きかけることの重要性を実感。2000~2002年にフィリピン大学に留学し、現地のNGOでインターンとして都市貧困地域の住民参加型コミュニティ・ディベロップメントにたずさわる。帰国後は、社会福祉協議会による住民&職員参加型の地域福祉活動計画の策定コンサルティングにたずさわる。花園大学専任講師を経て現在、横浜国立大学非常勤講師。Master of Community Development、社会福祉学博士。
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