開催日 | 2月23日(月) |
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時間 | 18:00~20:00 |
会場 | 白金校舎 本館2階1252教室 |
主催 | 言語文化研究所 |
「戦後の小津安二郞の映画から見た殴られる女」 ―― 『風の中の牝鶏』(1948)と『宗方姉妹』(1950)を中心に 『風の中の牝鶏』と『宗方姉妹』は、女性に対する男性の暴力のため、印象に残る特別な作品である。 夫に殴られた妻が階段から転んで落ちたり、倒れるほど顔を平手打ちされたりする。静的な小津の映画に比べると、 その激しさはかなり突出している。しかし、そのような暴力の場面よりなおさら興味深いのは、映画の中で男性たち が暴れる理由である。表向きには妻の不身持ちが、そのような暴力の原因として示される。だが、これらの映画が戦争 という激しい暴力を経験した日本で作られたことを考えると、夫の暴力にはより多くの意味が含まれていると言えるだろう。 『風の中の牝?』と『宗方姉妹』は、小津的な世界からはかけ離れているかのように見えるが、戦後という現実的な問題に 目を向けた映画であり、男女関係を通じて戦後の日本社会を読み直すテクストであるという観点からさらに興味深い。 二本の映画における殴られる女たちによって、小津映画に現れている戦争の記憶、そして戦争が日本社会にもたらした 影響を考察してみたい。 |
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講師 | 鄭秀婉(チョン スワン)氏 (韓国東国大学校映画映像学部副教授) |
※日本語での講演となります。 予約不要、入場無料。どなたでもご来場いただけます。 |
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お問い合わせ先言語文化研究所 03-5421-5213 |